愛馬ハナに乗っての車道走行では、通行車両の多い国道を通ることもある。乗馬の車道走行を日常化していくため、あるいは乗馬移動の普及に、馬の安全走行へ、学びと研究、経験を重ねていくことも重要だ。
手段の一つとして、乗馬中に使うバックミラーを購入した。腕に装着して使う鏡で、スキーや自転車など幅広い用途で利用できる。
バックミラーがない状態では後続車の状況を把握できず、後続車の安全運転にゆだねている状況だが、ミラーがあることで、乗馬走行しながら停止、減速、左右の移動時に、背後の様子も確認することができ、他の通行車両への配慮を、意識するきっかけにできると感じる。
実際に通行車両の少ない区間で何度か使っているが、十分に使いこなすには、経験が必要のようだ。効果的な鏡の角度調整も研究したい。
乗馬(自転車など軽車両も)走行中、後続自動車が減速して右へ(間隔を空けて)避けながら、追い越してくださることで、安全・安心に車道を利用でき、とてもありがたい。通行車両の皆さんの気配りに、日々支えられている。
幅の広い歩道、軽車両道、車両道が十分に確保できれば、互いの心配も少なくなるが、共用しなければならない区間も多い。誰でも安心して利用できる交通環境のためには、自動車、自転車、乗馬、歩行者が、互いに気配りし合うことが重要なため、筆者(乗馬)も体制強化に努めたい。
<今回は名寄新聞の2021年5月19日付掲載記事を基に再構成しました>