佐藤陽成選手がコンサドーレ入団勝ち取る 稚内出身で2人目のJリーガーに

コンサドーレ入団内定した佐藤陽成選手(中央)

稚内市出身で、大阪体育大学サッカー部所属の佐藤陽成選手(21)が17日、サッカーJリーグ2部(J2)所属北海道コンサドーレ札幌に2026年シーズンの入団内定が決まった。稚内出身選手として2人目のJリーガーの誕生で、コンサドーレ入団は初めて。佐藤選手は「入団できててとても嬉しい。稚内の子ども達に夢や目標を与えられる選手になりたい」と喜びと意気込みを語った。
佐藤選手は現在大学3年生で、稚内ジュニアイレブンから南中サッカー部を経てコンサドーレ札幌U—15に加入。その後U—18へ昇格し、2種登録選手として、トップチームの公式戦に出場するなど活躍。
しかし、U—18からトップへの昇格は叶わず、1学年上で現在札幌で活躍する木戸柊摩選手や元日本代表の田中駿汰選手(現セレッソ大阪=J1)などに相談し、自らの成長を求めて両選手の母校の大阪体育大学に入学。佐藤選手は課題である対人技術を磨くためトレーニングに励み、大学では主力として左右のWBとしてプレー。大学での活躍もあり、昨年1月の沖縄キャンプに参加。同じく参加した木戸選手が内定を勝ち取ったが佐藤選手は得ることが出来ず、コンサドーレ加入のための最後のチャンスとして今年1月の沖縄キャンプにFWとして練習に参加し、猛アピール。活躍もあって2月末に見事入団オファーを勝ち取った。
家族に伝えるとホッとした様子で「おめでとう」と喜びの言葉をかけられたという。
佐藤選手は「自分が点を取ってチームに貢献したい。活躍して稚内を広めていきたい」と力を込めた。
稚内市出身のJリーガーは遠藤元一選手(現ラインメール青森所属=JFL)以来、佐藤選手が2人目。(東賢人)

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