元気いっぱいに取組 名寄神社例大祭奉納子ども相撲 「赤ちゃん相撲」も盛り上がる

【名寄】

 名寄相撲協会(長谷川良雄会長)主催の名寄岩関生誕111周年記念・名寄神社例大祭奉納子ども相撲大会・赤ちゃん相撲(一心泣き相撲)が、5日午後0時半からスポーツセンター土俵で開かれた。昨年に続き日本相撲協会所属で尾上部屋から玄武丸、穂高の現役力士2人を招き、子どもたちの元気いっぱいな取組に、来場者から拍手や声援が送られ盛り上がった。
 この日は晴天に恵まれ、赤ちゃん相撲に15人、子ども相撲の部に、市内外の幼児、小・中学生合わせて約70人が参加。
 取組は赤ちゃん相撲で開幕。健やかな成長を祈願するもので、早く泣いた赤ちゃんの勝利というルール。化粧まわりや鉢巻きを身に着けた赤ちゃん力士が、両力士に抱かれ土俵入り。赤ちゃん同士が向き合うと、「わーん」と大きな鳴き声を上げたり、力士の腕の中で気持ちよさそうに眠っていたりと、来場者からは笑いや拍手が沸き起こった。
 参加した赤ちゃん力士には、尾上部屋特製のミニはんてんがプレゼントされ喜ばれた。
 引き続き、子ども相撲に移り、幼児、小学低学年、同中学年、同高学年、中学生の各部に分かれ進行。個人戦の他、3人勝ち抜き戦で競った。
 行司の「はっけよい、のこった」の掛け声とともに立会い、遠慮がちに組み合う子どもたちもいれば、互いに激しく体をぶつけ合いながら相手を押し出したり、四つ相撲から投げ技が決まったりと、白熱した展開。
 勝ち星を挙げると笑顔で喜んだり、惜しくも敗戦すると涙を流して悔しがったりする様子も見られ、日本の伝統文化を通じ交流を深め合った。