全国大会で金賞受賞 名高吹奏楽部打楽器4重奏 加藤市長らへ受賞の喜びを報告

【名寄】

 名寄高校吹奏楽部打楽器4重奏が、「文部科学大臣賞2025年第27回日本ジュニア管打楽器コンクール」の高校生コースで金賞を受賞した。同コンクールでの金賞は2回目で、関係者を喜ばせている。
 メンバーは3年生の髙橋星吾君、2年生の朝倉遊正君、木戸口雪乃さん、髙橋愛さん(4月に退部)の4人で構成。
 録音審査による予選を見事通過し、3月28日に尚美バリオホール(東京都)で開催された本選(アンサンブル部門打楽器の部高校生コース)に出場した。
 演奏した曲は、マルチパーカッションを駆使した4重奏の現代曲として知られるペル・アンドレアソン作曲の「ティンプレイ」。複雑なリズムなどが多く難易度の高い曲のため、メンバー4人と同校吹奏楽部顧問の山本真平教諭で話し合いながら練習を重ねた。
 楽器以外の物を使用して演奏することが条件のため、鉄パイプに穴を開けて作った手作り打楽器、調理で使用されるスチール製ボールや缶なども使い、特色ある演奏ステージを披露。本選に出場した8団体中、見事1位となり、最高賞となる金賞に輝いた。
 同校吹奏楽部の打楽器アンサンブルチームは、23年に金賞、24年に銀賞を受賞し、2回目となる今回の金賞受賞で3年連続の入賞。さらに、22年にはクラリネット三重奏・ユーフォニアムソロでも出場しているため、本選出場は4年連続。
 メンバーの中心となった髙橋君は「昨年は銀賞で、リベンジの目標を達成できてうれしい。審査発表で『名寄高校』と聞いた瞬間、気持ちがあふれて声が出た」と振り返り、笑顔で喜んでいた。
 18日午後、加藤剛士市長と岸小夜子教育長を同校に招待。部員(3年12人、2年21人、1年12人)の素晴らしい演奏で出迎え、今回の金賞受賞報告と、同校吹奏楽部が今後出演するコンサートや定期演奏会、8年ぶりにA編成で出場するコンクーなどをPRした。
 出場するコンクールの課題曲なども披露し、加藤市長と岸教育長は「金賞おめでとう」と受賞を祝うとともに、「いつも素晴らしい演奏で地域を盛り上げていただき感謝している。より一層演奏に磨きをかけ、コンクールに挑んでほしい」と激励した。

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