全日本下の句歌留多5年ぶり大会 稚内で全道の強豪同士が熱戦

 稚内北都歌留多倶楽部では13、14日の2日間、総合体育館で第24回全日本下の句歌留多稚内大会を開催。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続き2019年以来、5年ぶりとなった。地元稚内をはじめ、道内各地から選手が出場。熱戦を繰り広げた。
宗谷管内から稚内や幌延、歌登をはじめ天塩、初山別、名寄、旭川、札幌、岩見沢などからA級に6チーム、B級に36チームの総勢157人が出場。初日は開会式で、大会長の吉田正人稚内北都歌留多倶楽部会長が「北海道遺産の下の句歌留多を次の世代に引き継ぐことができるようお力添えを」と挨拶。来賓の川野忠司副市長、鈴木茂行議長、和田寧憲全日本下の句歌留多協会長が祝辞を述べた。
過去の大会では夕方から翌日の朝方にかけ夜通しで熱戦を繰り広げたが、今回は2日間とも日中に試合。選手達は3人1組で、競技経験が長いベテランから若手などメンバー構成はチームによって様々。選手達は読み手に集中し、張り詰めた雰囲気の中、鋭い手つきで木札を取りあった。
初日は14シートで3チームによる予選リーグを行い、2日目はA級が予選1位と2位、B級は予選1位同士が決勝トーナメントで争った。 

(梅津眞二)