全道大会出場枠独占の快挙 中体連上代で団体優勝 名寄中学校男子ソフトテニス部 個人戦もベスト4まで総なめ

【名寄】

名寄中学校男子ソフトテニス部(渡邊怜音部長、部員35人)が、中体連全道大会の出場権を懸けた上川管内代表決定戦で大活躍。団体戦で優勝、個人戦(ダブルス)も4ペアがベスト4までを独占し、団体戦、個人戦ともに全道大会の出場枠を総なめにした。男子ソフトテニスで同決定戦の全道出場枠を独占するのは初の快挙となった。
同決定戦は5、6の両日、旭川市で開催。団体戦男子の部には各地区予選を勝ち抜いた8校が出場し、4校ずつに分けた予選リーグを行い、各リーグの上位2位までが決勝トーナメントに進出して熱戦を展開。優勝校のみに与えられる全道大会(30日から千歳市で開催)の出場権を争った。
名寄中は、旭川地区予選1位の旭川広陵中と4位の旭川永山中、上川南部地区予選2位の上富良野中と同じリーグとなり、相手の3校全てに1勝も与えず、圧倒的な強さで予選を1位で突破した。
決勝トーナメントでも強さを見せつけ、準決勝の鷹栖中戦、決勝の旭川神楽中戦ともに2対0のストレート勝ちを収め、見事、団体戦で優勝した。
個人戦男子の部には32ペアが出場。トーナメント戦で行われ、ベスト4までが条件となる全道大会の出場権を争った。
名寄中からは8ペアが出場。結果、同校の藤原悠綺君(2年)・佐々木准一君(同)ペアが優勝、上島琉偉君(2年)・福原一凪君(3年)ペアが準優勝、長渡蒼悟君(3年)・渡邊怜音君(同)ペアが3位、南智喜君(2年)・本間蒼大君(同)ペアが4位となり、上位を独占した。
これにより、男子ソフトテニスの同決定戦としては初めて、団体戦、個人戦ともに全道大会の出場枠を総なめにする快挙を果たした。
部長の渡邊君は、第一の目標としていた団体戦の優勝だけではなく、全道出場枠総なめの快挙を部全体で喜び、「団体戦、個人戦ともに全国大会出場を目指して頑張りたい」と力強く抱負を語っていた。
顧問の藤井大地教諭は、中体連のソフトテニス種目は本年度からクラブチームの出場が認められることになったとした上で、「全道大会には強豪クラブが出場してくるため、厳しい戦いになるが、選手たちには頑張ってもらいたい」と話している。
また、全道大会に出場する部員たちは、26日に市役所名寄庁舎を訪問して加藤剛士市長に出場報告する予定。
全道大会に出場する選手は次の通り。


▽3年生=渡邊怜音、福原一凪、長渡蒼悟▽2年生=藤原悠綺、佐々木准一、上島琉偉、南智喜、本間蒼大▽1年生=後藤聖和、須賀心護