冬型事故や特殊詐欺に注意 下川町で交通安全・防犯町民大会

【下川】

大会宣言で事故防止、犯罪被害防止へ気持ちを新たにした

2024年度下川町交通安全・防犯町民大会が、14日午後6時から町バスターミナル合同センターで開かれた。
同大会は下川町、下川町交通安全防犯協会(加藤哲雄会長)の主催。冬型交通事故の防止、歳末犯罪の防止に向け、町民の安全意識高揚を目的とした大会で、町民や来賓ら約100人が参加した。
冒頭、交通安全功労者の表彰状伝達が行われ、田村泰司町長から大原一浩さん、西島勲さんに北海道知事感謝状、野田義雄さんに上川総合振興局長感謝状が贈られ、長年にわたる尽力がたたえられた。
大会で、主催者の田村泰司町長が「下川町は平成27年6月11日の交通死亡事故を最後に、死亡事故ゼロを継続しており、本日で3444日目となり、記録のさらなる継続に向けて、皆さんの力添えを願いたい。これからの季節は降雪、路面凍結、急劇な天候の変化に伴う冬型の交通事故の発生が懸念されるとともに、年末年始にかけて飲酒する機会も増える時期。全町を挙げて事故防止、犯罪被害防止に取り組んでいきたい」と挨拶。
来賓の米村和信名寄警察署長、宮腰建一名寄地区交通安全協会連合会長、和田敏明名寄地区防犯協会連合会長が、日頃の事故防止、防犯への協力に感謝するとともに、さらなる安全安心な地域づくりに理解を求めた。
続いて、名寄警察署生活安全課の土田雅幸課長が「特殊詐欺の現状について」をテーマに講話。
土田課長は、実際に発生した特殊詐欺事例を基に講話し、警視庁捜査二課を名乗るケースの他、国際電話による特殊詐欺防止について、「着信番号に『+』が付いていたら国際電話で、詐欺電話の可能性が高い。決してかけ直したりせず、無視してほしい」。
全国的に発生している闇バイトによる住宅強盗に触れ、「名寄署管内でも起こりえること」とし、被害の未然防止のために①在宅でも確実な施錠②訪問者はインターホンで確認③窓ガラスへの防犯フィルム貼付―などを呼びかけた。
最後は大会参加者を代表し、下川運輸株式会社の川島里美さんが「私たちは本大会を契機として、下川町の交通事故および犯罪を無くすことを決意します」などと大会宣言するなど、参加者は気持ちを新たにしていた。

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