北海道子どもかるた大会で稚内の小・中学生が3位入賞 富岡の隼、むつみおひさまが気迫で接戦制す

 18日に札幌市の定山渓ビューホテルで開催された第27回北海道子どもかるた大会(北海道子ども会育成連合会主催)で、稚内市から中学生の部で出場した富岡の隼、小学生の部に出場のむつみおひさまがともに3位入賞。全道各地の予選を勝ち上がったチームが集い、1日4試合の厳しい試合を戦い抜き、富岡の隼は8年ぶり、むつみおひさまは初の入賞を果たした。

  富岡の隼は、守りの田口秋沙さん(潮見が丘中3年)、中堅の中山ひまりさん(同)、突手の成田咲希さん(同2年)が出場。中学生の部は16チームでトーナメントで競った。初戦は今大会優勝した竜神の紅翼(別海)と対戦し、終盤で粘りを見せたが追いつくことが出来ず、惜しくも敗れた。

  敗者復活戦にまわり気持ちを切り替えて臨み、柊の叶夢(浦河)とは中盤までほぼ互角の展開で進み、終盤での集中力や相手のミスもあって試合を制した。この勢いで、続く苫前北斗に圧巻の試合内容で勝利し、3位決定戦の清流利別の奏(今金)でも自分達のペースで試合を進め、敗者復活から勝ち抜いた。

  むつみおひさまは、守備の酒井南里さん(港小6年)、突手の髙野彩羽さん(同)、中堅の中村真保さん(同3年)、控えで髙野莉心さん(同4年)が出場。小学生の部も16チームのトーナメント戦。

 元気に明るく楽しくをテーマに、持ち前のチームワークの良さで挑んだ。初戦で清流利別の風(今金)、2回戦でベリーショット(函館)に勝利。3回戦は小学生の部優勝の勇猛果敢(浜中)に敗れたが、3位決定戦で三石蓬菜の舞姫(新ひだか)に勝利を飾った。

  富岡の隼の田口さんは「今までの悔しい思いをバネに頑張り、小学校からやっていたこのメンバーで最後に3位に入れて良かった」。むつみおひさまの酒井さんは「負けた試合は悔しかったけど、みんなで盛り上げて楽しくかるたができた」などと喜んでいた。

 また、宗谷管内から中学生の部で出場した幌延町の北流の夢翼は2回戦で敗れた。

(千葉大輝)

小、中学生の部で共に3位入賞した稚内勢のメンバー達