稚内地方柔道連盟創立70周年記念・第58回北部北海道柔道大会・第43回少年柔道大会・第39回女子柔道大会(同連盟、宗谷新聞社主催)は11日、総合体育館で開催。地元稚内を含む宗谷管内をはじめ名寄や旭川、留萌などから一般と少年、女子合わせて138人が出場。団体戦は一般で士別誠心館道場が3連覇。少年は末広北柔道場が初優勝を飾った。個人戦では宗谷管内勢が優勝や入賞の活躍を見せた。
開会式で大会長の塚本岳人宗谷新聞社社長が「今年は稚内地方柔道連盟創立70年を祝う節目の大会でもあり、日頃の稽古の成果を存分に発揮して臨んでほしい」などと挨拶。来賓の工藤広市長が激励した。
団体戦の一般は8チームが出場。決勝には士別と山下道場が進み、先鋒と中堅ともに引き分け、士別の大将鈴木が支え釣り込み足で1本を取り、優勝を決めた。士別の鷲見謙一館長は「相手は強敵が多く大将戦に持ち込み勝利できた」と話した。
団体戦の少年は15チームが出場。稚内と末広北の決勝で先鋒と次鋒戦を落とし、苦しい展開の稚内は中堅と副将戦を勝利し、大将戦に繋いだが惜しくも敗れた。末広北の山中隆司監督は「今年はメンバーが揃い小学生が勝利して流れを掴んでくれた」。稚内の松村幸俊監督は「怪我でベストメンバーではなかったが、決勝は僅差で頑張っていた」と称えた。
個人戦では、一般の部で士別の上村駿太が2連覇。男子中学生軽量の部は、決勝で稚内の新屋颯理が肩車で1本を決めて優勝し「いつも練習していたことが出せて良かった」。
女子小学生軽量の部は、稚内の松村琉音が決勝で判定勝ちを決め「嬉しかった。次の大会に繋げたい」と笑顔。
初めて導入した無段の部では、子どもと柔道を始め柔道歴1年半となる、極柔館の大山遼二が優勝し「6月の昇段試験で初段を目指したい」と語った。
このほか、男子小学生重量の部で稚内の大谷柊碧が準優勝。女子中学生軽量の部で豊富から出場した鈴木美景が準優勝、西村歩乃が3位で入賞した。結果は次の通り。
【団体戦】▽一般㈰士別㈪山下㈫永柔会B▽少年㈰末広北㈪稚内A㈫山下A。
【個人戦】▽一般㈰上村駿太(士別)㈪打矢剛之(北柔会)㈫木幡斗吾(山下)▽中学生男子軽量の部㈰新屋颯理(稚内)㈪加藤煌太(美深)㈫鉢呂蓮汰(羽幌)▽同重量の部㈰秋山響(末広北)㈪岸本蓮(北柔会)㈫白幡由真(末広北)▽男子小学生軽量の部㈰山内駆(山下)㈪柴山智人(士別)㈫三輪篤生(山下)▽同重量の部㈰武島承太郎(美深)㈪大谷柊碧(稚内)㈫大山蒼翔極柔館)▽無段の部㈰大山遼二(極柔館)㈪秋葉杏平(豊富)㈫桂幸大(名寄)▽女子中学生軽量の部㈰加藤千翔(北柔会)㈪鈴木美景(豊富)㈫西村歩乃(同)▽同重量の部㈰木曽りお㈪笠井祈㈫桑辺あかり(以上北柔会)▽女子軽量の部㈰松村琉音(稚内)㈪大串月耶(末広北)㈫小林涼帆(同)▽同重量の部㈰長尾楓純(山下)㈪中尾心美(永柔会)㈫関口莉乃(山下)。
(千葉大輝)




日刊宗谷の購読をご希望の方は以下のお電話またはホームページからお願いいたします。
TEL:0162-23-5010
HP:宗谷新聞社ホームページ