南地区地域づくり協議会20日に「スノーランタンの集い」最終回を打ち上げ花火で飾る

【名寄】

南地区地域づくり協議会(中村栄会長)主催の「2024スノーランタンの集い」が20日、総合福祉センター広場で開かれる。今年で最後となる同集いで、スノーランタンの美しい光を楽しむ他、打ち上げ花火も予定されており、多くの参加を呼びかけている。
スノーランタンの集いは、厳しい冬を楽しく過ごそう―という「名寄の冬を楽しく暮らす条例」に基づき、1994年2月に大学公園で行われたのが始まり。2003年からは南地区の総合福祉センター会場で毎年開催。08年度からは、名寄南小学校校区を構成する20町内会からなる「南地区地域づくり協議会」が中心となり開催している。
毎回、アニメなどのキャラクターがデザインされるのが特徴。構成町内会の役員や市担当職員らが、集い開催の前日に会場の雪を平にならした後、同センター2階のベランダから、プロジェクターでキャラクターや文字などを雪面に投影。キャラクターの形に沿って木の杭を立てたり、ラッカースプレーで線を引いたりしながら、ランタンを設置する位置の目安にしているという。
19年2月の開催以降、20年は雪不足の影響で、21、22の両年は新型コロナ感染症拡大防止のため中止されたが、昨年は4年ぶりに開催され、市民約200人が参加し盛り上がりを見せた。
計画によると、2024年のスノーランタンは、人気キャラクター「ベイマックス」の顔をデザインする。
20日は、同協議会をはじめ、南小の児童やPTA、名寄市利雪親雪推進市民委員会、地域住民など約200人の参加を想定。午後3時からスノーランタン作りを開始する計画。参加者には菓子や飲み物が振舞われる予定で、多くの参加を呼びかけている。
同5時の点火式に続き、参加者全員でスノーランタンに火をともし、幻想的な光景を楽しむ他、打ち上げ花火で、最後となるスノーランタンの集いを飾る計画。
スノーランタンの集いに関する問い合わせは、市総合政策部地域課題担当(0165432111・内線3311)まで。

多くの地域住民の手でスノーランタンを制作(昨年の様子)