名寄パワリフ協会 佐藤さん、前田さん 道クラシックベンチプレスで健闘 春木さんは全日本選手権に向け練習に熱

【名寄】

北海道選手権で健闘した前田さん(後列左)、佐藤さん
(前列左)。全日本選手権に出場する春木君(前列右)、
セコンドの竹内さん(後列右)

名寄パワーリフティング協会(長谷川充保会長)のメンバーは、室蘭市で開催された第28回北海道クラシックベンチプレス選手権大会に出場し、男子74kg級の佐藤滉紀さん(名寄市役所)が9位、男子93kg級の前田貴也さん(美深町教育委員会)が5位に輝く健闘を見せた。また、春木祥英さん(名寄産業高校3年)は、7月に埼玉県で開催の全日本選手権出場に向け、練習に熱を入れている。
同ベンチプレス選手権には、全道各地から選手87人が出場。佐藤さんは男子74kg級(18人エントリー)で130kgを挙上し、ベンチプレス選手権初出場にして9位となった。
佐藤さんは「目標に掲げていた130kgを上げることができ、自己ベストを記録することができ、うれしい」と語る。
佐藤さんは、19歳のころからウエイトトレーニングを行っているとのことだが、ベンチプレス選手権出場に向け、本格的に練習を始めたのは半年程度とのこと。「最初は緊張していたが、1回目の試技を終えて、緊張がほぐれた。3回ある試技全てに成功できたことが自信になった。もっと上位に食い込めるよう、練習に励みたい」と気を引き締める。
前田さんは男子93kg級(15人エントリー)で180kgを上げ5位となった。前田さんは「無事に180kgを挙げることができた。来年1月には茨城県で開催される全国大会を控えており、今後も経験を積みながら、記録を伸ばしていければ」と話す。
春木さんは、4月に江別市で開催された「全日本高校パワーリフティング選手権大会第8回北海道予選会」に初出場。スクワット112.5kg、ベンチプレス85.0kg、デッドリフト132.5kgの計330.0kgを記録し、男子59kg級の標準記録290kgをクリア。今月21日に埼玉県さいたま市で開催される全日本選手権大会への出場を決めた。同協会の高校生会員が全国大会に出場するのは春木さんが初めてという。
全国大会出場に向けて、セコンドを務める竹内謙太さんのアドバイスを受けながら練習に熱を入れている。その成果もあって、現在ではスクワット120kg、ベンチプレス92.5kg、デッドリフト145kgに成功し、記録を伸ばしているとのこと。春木さんは「竹内さんにはとても感謝しています。大会でも現在のベスト記録を目標に、頑張りたいです」と気合十分。
全道大会にも春木さんに帯同し、全国大会にもセコンドとして参加予定の竹内さんは「選手のコンディションを見ながら、挙上重量などアドバイスしている。セコンドは初めての経験でとても大変だったが、勉強になるし、楽しかった。全国でも春木君がベストパフォーマンスを出せるようサポートしたい」と語っている。