【名寄】
名寄ピヤシリアルペンスキー少年団所属の泉紗良さん(名寄西小5年)は、北海道ユース選手権大会で総合6位となり、3月23日から長野県上田市で開かれるJOCジュニアオリンピックカップ(全日本ジュニアスキー選手権大会)への出場が決定した。2月22日午後4時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に報告し「もっと攻めた滑走をしたいです」と意気込みを語った。
泉さんは、同少年団の練習を見学するとともに、友人も所属していたことをきっかけに、小学1年からアルペンスキーを習い始めた。得意種目は回転。現在、名寄ピヤシリスキー場や風連スキー場などで練習に励んでいる。
北海道ユース選手権大会は、2月17日から18日まで小樽市の朝里川温泉スキー場で開催された。
泉さんは2種目に出場し、17日の大回転は1本目42秒12、2本目43秒15の合計1分25秒27で14位。18日の回転は1本目52秒58、2本目53秒12の合計1分45秒70で5位入賞。
順位をポイント換算した結果、2種目の総合で6位となり、上位8人に与えられるJOCジュニアオリンピックカップの出場権を獲得した。
泉さんは、同少年団の寺島峻介代表コーチと父の史郎さんとともに市役所名寄庁舎を訪れ、加藤市長に報告した。
結果について「もっと上位に行きたかったです。大回転のタイムが良くなく、回転でももっとタイムを縮めたかったです」と、大回転の失敗を反省しながら振り返る。
寺島代表コーチは「攻めたいが、転びたくないという、自分との葛藤もあったと思う」と話す。
JOCジュニアオリンピックカップ(全日本ジュニアスキー選手権大会)は、3月23日から27日まで長野県上田市の菅平高原スキー場で開かれ、泉さんは回転と大回転の2種目に出場する。
ジュニアオリンピックに向けて「目標は常に1位を取ることです。第2の目標として来年の特枠を獲得したいです」と話しており、来年のジュニアオリンピック出場権が得られる10位以内を目指している。
また「もっと攻めた滑走をしたいです。頑張るので応援よろしくお願いします」と意気込んでいる。
寺島代表コーチも「全国大会では友達もつくってほしい。次に大会やトレーニングなどで友達に会うためにも頑張れる」と期待を込める。
加藤市長は「思いっきり滑走してほしい。たくさんの出会いがあることで、有意義な大会にしてほしい」と活躍を願った。