名寄ピヤシリ柔道少年団 北部北海道大会で3位 美深高2年 桂幸大さん 昨年から柔道始め、初の1勝

【名寄】

賞状を手に笑顔を見せる桂さん

 名寄ピヤシリ柔道少年団(和久朋行監督)に所属する美深高校2年の桂幸大さん(17)は、11日に稚内市で開催された「第58回北部北海道柔道大会」に出場し、個人戦一般無段の部で3位入賞を果たした。
 同大会は宗谷新聞社、稚内地方柔道連盟の主催。同連盟創立70周年の記念大会と位置付け、道北地域から約140人がエントリー。団体戦と個人戦が行われ、トーナメントとリーグ戦で競った。
 桂さんは、同校1年の昨年5月から柔道を始めたばかり。個人戦一般無段の部(4人)はリーグ戦(総当たり戦)で行われ、桂さんは3戦して1勝2敗。大会では初の1勝を挙げた。
 桂さんは「大外刈りで技ありを取り、そのまま抑え込んで、合わせ技で一本。初めての勝利だったので、とてもうれしかった」と笑顔で語る。
 昨年から柔道を始めた桂さん。「『強くなりたい』と思ったのがきっかけ」と語り、同高の生徒有志4人(1年1人、2年2人、3年1人)が一念発起し、美深高校柔道部を20年ぶりに復活させたという。
 桂さんは、「部活動だけでは足りないので」と、同少年団に入団。毎週火曜・金曜(午後6時半~同8時半)の練習で汗を流している。
 今後の目標として、「まずは初段を取得すること。そして、全道大会で3位以内に入ることが当面の目標」という。
 和久監督は「運動神経は良いが、まだ始めたばかりで、柔道というものを理解しきれていないので、コーチと一緒に仕上げている最中」と、今後の成長に期待を込める。
 同少年団の春木祥英コーチは「試合では余計な力が入ってしまいがちで、動きが硬い。試合でも練習のような動きができるようになるとよい。そのためには、場数を踏むことが必要」とエールを送る。
 昨年は高体連に出場したが、1回戦負け。今年は名寄支部予選大会が、美深町で開催される予定。
 桂さんは「今年は1勝を目標に頑張りたい」などと力強く語っている。

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