名寄南小学校 「手作りバザーおいしかった」 開校100周年の実行委員会企画 座談会で思い出を語り合う

【名寄】

記念誌発行で行われた座談会の様子

名寄南小学校(井上隆一校長)の開校100周年実行委員会企画「卒業生座談会」が、17日午後6時半から同校で開かれ、同校での思い出を楽しく語り合った。
南小では記念の節目を祝おうと、歴代や現職のPTA役員、地域連携協議会、地域の企業・住民らで実行委員会(委員長・富田耕一郎PTA会長)を組織して準備を進めている。
記念事業として、10月22日に同校体育館で記念式典が行われる他、歌手グループ「カズン」を招いた記念コンサートを計画。この他、記念誌作成や児童からなる実行委員を中心に、キャッチコピー作成や、100年の歴史を振り返る企画、記念式典でのお祝い企画などを予定している。
今回の座談会は、卒業生などを対象に、過去の楽しい学校生活を振り返ってもらい、記念誌に掲載することを目的に開催。実行委員会の富田委員長、山﨑巧繕副委員長をはじめ、実行委員ら8人が参加。学芸会や運動会、修学旅行など小学校生活の思い出を語り合った。
このうち学芸会では「ラーメンやカレーなど、父母手作りのバザーがおいしく、いろいろな食券を買った」といった思い出話も出る一方、「現在の南小まつりでは、バザーなどを担当する父母が子どもたちのステージを見られないということで、体育館内で販売することとなった」などのエピソードも。
運動会では、「場所取りが過熱し過ぎたため、子どもたちがくじを引いて決めるようになった」「競技は午後3時頃まであり、現在よりも時間が長かった」「今の子どもたちは、運動会で弁当を食べるといった経験をしていない」「全校児童で棒体操を行ったことが思い出深い」といった話も出された。
この他、「職員室の中はたばこの煙が漂っていた」「グラウンドでキャンプや、キャンプファイヤーを楽しんだ思い出がある」「氷鬼やゴム跳びなどを楽しんだ」「放課後は野球など、みんな外で遊んでいた」などと、それぞれが思い出を語り合い、互いに共感していた。