【名寄】
市内在住の中山敏明さんは、アニマルセラピー（動物を通した癒やし）の活動を特別養護老人ホーム清峰園（後藤裕子施設長）などで実施している。
中山さんと愛犬「アトム」（マルチーズとチワワのミックス・雄８歳）は、清峰園に週２回、デイサービスセンター友遊館と楽々館に週１回、共に訪問して、利用者に癒やしや安らぎを与えている。
アトムはほえず、おとなしいため、知人に「セラピー犬に向いているのではないか」と言われ、同園職員に声をかけたところ、昨年８月末からセラピー活動が始まった。
中山さんは「訪問日は、アトムにとっても楽しみなようで、家を出る時からそわそわしています」と笑顔。
取材日の10月27日も、同園に到着すると一目散に事務室に駆け込み、職員になでてもらい、抱っこをされて、居室があるユニットのホールへ。
入所者らは、アトムを抱き、頭をなでたりしながら触れ合い、「とてもあったかい」「一緒にいると幸せな気持ちになる」「かわいい」「けっこう重たいね」などの声。アトムに癒やされ、笑顔を見せて喜びを語った。
後藤施設長は、中山さんとアトムについて「アトムが園に来るのを、多くの利用者が楽しみにしている。利用者が笑顔になり、とてもありがたい」と感謝している。
中山さんは、「アトムは人が好きなので、入所者が喜んでくれてうれしい。できるだけ長く続けたい」と述べる。
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