名寄市 健康づくりや運動教室など 地域おこし協力隊員に山崎さん委嘱 レスリング教室開催へ意欲

【名寄】

委嘱状交付を受けた山崎さん(右)

 新たに地域おこし協力隊員として着任した山崎達哉さん(32)の委嘱状交付式が、10日午後2時から市スポーツセンターで行われた。
 山崎さんは、1993年4月に大阪で生まれ、東京で育った。日本体育大学を卒業。小学生から大学生までレスリング選手として活躍し、インターハイなどで優勝している。
 海外でのレスリング指導への思いもあり、大学卒業後の2016年10月から2年間、青年海外協力隊(JICA)の一員として、ペルーでナショナルチーム女子のレスリングの指導を行った。その後、旅行会社などを経て、智恵文の遠藤ファーム(遠藤貴広代表)で2回にわたって農作業などのアルバイトをしている。
 Nスポーツコミッションなよろの会長も務める遠藤さんとの縁もあり、地域おこし協力隊員に応募し、この日の委嘱状交付式となった。
 勤務場所は、同センター内のNスポーツコミッション事務局。地域振興支援員として、市民の健康づくり、運動教室、スポーツ選手の活動などをサポートする。
 委嘱状交付後、加藤剛士市長は「6月のNスポーツコミッションなよろの発足以降、官民を挙げてスポーツで地域の活性化などに努めている。素晴らしい人材を採用することができ、大いに期待したい。これまでの経験を生かして、名寄を盛り上げてほしい」と激励の挨拶。
 山崎さんは「遠藤会長の支えもあり、お世話になった地域で、経験を生かして頑張りたい」と挨拶した。
 名寄の印象としては「静かで自然がいっぱい」と話す他、「落ち着いたら、名寄でレスレング教室を開きたい。士別のちびっこレスリング教室への協力など、他の市町も巻き込んで地域を元気にしていきたい。スキーも1級取得を目指したい」などと意気込みを語った。

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