【名寄】
名寄市立認定こども園「あいあい」の施設見学会が、22日午前10時から同園で開かれ、多くの関係者などが訪れて施設への理解を深めた。
同園所在地(西6南9)の町内会をはじめ、幼児教育・保育振興会、各種関係委員会などを対象とした見学会。南と西の両保育所を統合した同園が4月から新たに開園するため、施設内を見て理解を深めてもらうことを目的に、市健康福祉部こども未来課が主催して開催した。
新たに整備された同園は、南保育所の東側にある市立総合病院職員駐車場と、北側に隣接する花園公園の一部を活用。園庭や園舎周辺に木や花を多く植え、子どもたちが自然に触れながら幅広い遊びを展開し、健やかに成長する施設とする。
2階建てで、総合福祉センター2階にある発達支援センター(未就学児の発達障がい療育施設)も併設し、子育ての拠点施設としていく。
定員は150人で、0歳から5歳までの各年齢の子どもたちを一定程度均等に受け入れる。
見学会では、開園後に勤務する職員(保育士など)らが説明員となって来場者に対応。年齢に応じた機能を備えた保育室や自動収納型ステージを設置したホール、給食調理室などをじっくり見て回った来場者は、職員から一つ一つの部屋の丁寧な説明を受け、子育て支援の拠点施設となることに期待を寄せていた。
また、こども未来課では、不足している保育士確保の取り組みの一環として、名寄市立大学社会保育学科の学生に対しても見学会を開催。参加した学生たちは、説明を聞きながら施設の設備や機能などを理解し、就活の参考としていた。
南と西保育所から同園に移る入所児の保護者を対象とした施設見学も含めた説明会はすでに終了しており、今後、新入所児に向けの説明会も開催する予定。
開園セレモニーは3月29日午前10時から同園で行う予定となっている。