【名寄】
2024年度名寄市文化賞の授賞式が、3日午前11時からホテル藤花で行われ、阿波踊りグループ「風舞連」(宮崎智寛連長、連員54人)に、芸術部門(郷土芸能・阿波踊り)で文化奨励賞が贈られた。
風舞連は、旧風連町と東京都杉並区が交流自治体協定を締結したことをきっかけに「ふうれん白樺まつり」へと参加した高円寺阿波踊り親善訪問団の踊りに魅了された町内有志により、1993年に誕生した。
創立後は地域イベントに出演し、地域文化として定着。旧名寄市との合併以降も市内イベントで阿波踊りを披露。2002年度には北海道阿波踊り連絡協議会に加入し、全道大会や東京高円寺阿波踊り大会に毎年参加するなど、市外でも積極的に活動している。
阿波踊りを通して両自治体の交流を深めることにも尽力。長年にわたる活動と相互交流の実績が認められ、13年に初めて単独団体として高円寺阿波踊り大会に出場。同大会に参加する一般市民の指導に協力し、これらの活動がきっかけで、現在は児童から70代までの幅広い年齢層の市民などが踊りを楽しむ。
授賞式で、加藤剛士市長が宮崎連長、渡邉真由美事務局長に表彰状を贈った後、「阿波踊りの発展へ長きにわたり、たゆまぬ努力、研さん、情熱を注がれていることに敬意を表したい。名寄のさらなる文化発展のために活躍してほしい」と挨拶。
来賓の佐藤源嗣市文化賞審議会長は「30年以上にわたり、地域に欠かせない文化の発展に貢献。白樺まつりを通して交流を広め、連に発展。阿波踊りが最北の地に伝承されることを祈念したい」。
山田典幸市議会議長は「杉並区との交流発展に寄与。後世に引き継がれることを信じている」。中野秀敏道議会議員は「多くの仲間を募りながら、郷土芸能発展に尽力してほしい」と祝辞を寄せた。
宮崎連長は「老いも若きも、職種もさまざまな連員たちが阿波踊りの奥深さに感銘。受賞は皆さまのご指導と支えがあってこそのもの。今後の目標は、31年間続く阿波踊りを40年、50年と長きにわたって活動、さらに精進するので、今後ともご指導をお願いしたい」と挨拶した。
名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com