【名寄】
2024年度の名寄市青少年表彰式が、28日午後6時から市役所名寄庁舎で行われ、久光紗季さん(名寄高校普通科3年)、木村瑛さん(名寄産業高校酪農科学科3年)、名寄市立大学SOサークル(玉木美翔サークル長)の2個人と1団体に贈り、活動をたたえた。
久光さんは、学友会(生徒会)会長を務め、学校祭では学年の垣根を越えた演劇の計画と実施、市内在住の卒業生も参加できる校歌斉唱の実施、予算がなく実施未定だった前夜祭の花火大会を開催するため補助金を活用するなど、学友会長として「名高の伝統を引き継ぐ」という軸をぶれさせることなく、冷静な判断力と行動力、熱意を持ちリーダーシップを発揮している。
木村さんは、農業クラブ活動で1年生から全道技術競技大会で成績を収め、3年連続で日本学校農業クラブ全国大会の農業鑑定競技会に出場を果たした。2年生後期には最後の農業クラブ会場として、企画会議の場で率先して発案、他者の意見をまとめ上げ、最良の企画運営となるよう努力。中学から続けてきたバドミントン部に所属、全道大会に出場するなど文武両道で他の模範となっている。
SO(スペシャルオリンピックス)サークルは、知的障がいのあるアスリートのスポーツ活動をサポートするボランティアを展開。日常プログラムとして夏季に陸上競技とボウリング、冬季はスキーに取り組んでいる。各種大会の運営ボランティア、アスリートとのイベント参加など支援を行っている。アスリートのスポーツトレーニングと成果の発表の場である競技会を提供し、アスリート本人と家族、地域住民をつなぐ活動で共生社会の実現に寄与している。
表彰式では、市教育委員会の松田潤子委員から久光さん、木村さん、SOサークルの玉木サークル長(社会福祉学科3年)と兼田風和里副サークル長(同3年)に表彰状がそれぞれ贈られた。
加藤剛士市長が受賞者の功績をたたえ、祝いの言葉を寄せた。
受賞者を代表し、玉木さんが今年2月のスペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム大会などに触れながら「大会開催で達成感を味わった。今後も充実したプログラムとなるよう頑張りたい。活動を広げて名寄を活気づけたい」と謝辞を述べた。
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