名寄産業高校 さまざまな工作や調理 親子ものづくり教室で楽しむ

【名寄】

 名寄産業高校(八丁正樹校長、生徒32人)の市民開放講座「親子ものづくり教室」が、27日午前9時から同校光凌・名農の両キャンパスで開かれ、さまざまな工作や調理などの楽しさを味わった。
 旧名寄工業高校、旧名寄光凌高校時代から続いており、毎年、人気を集めている市民開放講座ではあるが、名寄産業高校は来年3月末で閉校となるため、今回が最後の開催となった。
 今年も多くの親子が集まるとともに、保護者で参加した同校卒業生も。各学科の教職員と生徒たちが講師を務めた。
 生活文化科は、オリジナルのトートバッグ製作。好きなデザインを描いた後、アイロンを使ってトートバッグにプリントして完成させた。
 機械・建築システム科は、オルゴールごま作り。電子部品をはんだ付けしながら組み立てて完成。こまを回すとオルゴールの音が流れたり、LED電球が点灯した。
 体育館ではドローンの操縦も。パソコン画面でのシミュレーションをはじめ、実際にドローンを飛行させて仕組みを理解した。
 酪農科学科は、午前中にピザ作り。同科で生産した加工品や野菜、小麦粉などを材料にしてピザを調理。特製の石窯で焼いて、味わっていた。
 午後からはフレッシュバジルと生パスタ作りで、生地からパスタを作るとともに、バジルの品種や栽培方法を学んでいた。
 各講座で参加者の楽しむ姿が見られ、出来栄えにも満足している様子だった。