名寄産業高校 各学科がブース、出し物 20日に最後の学校祭「拓北祭」

【名寄】

多くの来場を呼びかける春木書記長、
今野会長、佐藤副会長、八谷会計長

名寄産業高校(八丁正樹校長、生徒32人)の学校祭「拓北祭」が、20日午前9時半から同校で開かれる。同校は来年3月末で閉校するため、最後の拓北祭となり、生徒会の今野陽南会長(生活文化科3年)は「皆さんの記憶に残る学校祭にしたいです」と語っており、多くの来場を呼びかけている。
名寄産業高校としては16回目、前身の旧名寄工業高校時代から数えると49回目の学校祭となる。
本年度末で閉校となることから、最後の学校祭テーマには「終・拓北祭」と掲げた。
一般公開は午前9時半からスタート。体育館で各学科のブースを設けてワークショップを開催。生活文化科はアクセサリー・キーホルダーづくり体験、フォトスポット。酪農科学科は農畜産物加工品販売の「みずならショップ」。機械・建築システム科は縁日で、ボードゲーム(景品付き)を中心に用意する。各学科の紹介展示も行われる。
午前11時50分から学科ごとのホームルームパフォーマンスで、生活文化科はダンスメドレー、機械・建築システム科はバンドとヨサコイ、酪農科学科はダンスを繰り広げる。午後0時半で一般公開を終了する。
屋外には、生徒と教職員たちで制作し、同校をテーマとしたモザイクアートを飾ることにしている。
3年生だけで人数が少ないため、1月の冬休み明けから準備を開始し、6月下旬から本格的な作業に入っており、生徒会の今野会長、佐藤愛瑠副会長(生活文化科3年)、春木祥英書記長(機械・建築システム科3年)、八谷康太会計長(同)が中心となって取り組んでいる。
今野会長は「最後なので多くの方に来てほしい。モザイクアートは全校で作っているので見てほしい。名寄産業高校がなくなってほしくなかった―思えるような皆さんの記憶に残る学校祭にしたいです」と語る。