名寄青年会議所 明るい豊かな社会の実現へまい進 「挑戦恐れず進化を」 創立70周年記念式典 夢の実現へ新中長期ビジョン示す

【名寄】

 名寄青年会議所(古家健一理事長、会員16人)の創立70周年記念式典が、26日午後3時からエンレイホールで行われ、これまでの長年にわたる歩を振り返りながら節目を祝うとともに、さらなる飛躍を誓った。
 青年会議所(JC)は、明るい豊かな社会の実現を理想とする青年有志組織。
 名寄JCは1954年に誕生し、56年に日本青年会議所より全国82番目の青年会議所として正式に認証。以来、市内で行われる各種イベントへの参加・協力をはじめ、「市立名寄短期大学の4年制大学化に向けた取り組み」「なよろ市立天文台の建設推進」などの他、1994年から20年間にわたり、大縄跳び「チームジャンプ」の企画・運営に尽力するなど、地域づくり、まちづくりに関する活動を積極的に展開。
 名寄JC創立70周年のスローガンは「一致団結~想いを築き未来を切り拓こう~」を掲げ、明るい豊かな地域社会の実現に向け歩を進める。
 式典には来賓や道内各地の青年会議所をはじめ、日本青年会議所北海道地区東北海道ブロック協議会、スポンサーJCの旭川青年会議所、友好JCの天草本渡青年会議所、天草本渡青年会議所シニアクラブ、名寄青年会議所シニアクラブなどから約140人が出席。名寄駐屯地音楽隊による力強い演奏がオープニングを飾った。
 古家理事長が「この創立70周年は、単なる時間の経過を意味するものではなく、名寄青年会議所が紡いできた歴史、積み重ねてきた経験、多くの人々の思いと努力が紡いできた歴史の証。今後、私たちがさらに成長し、より良い社会を築いていくためには、新たな挑戦を恐れず、常に時代の変化を捉えながら進化し続けることが求められる。AIやDXの進展、環境問題、人口減少など私たちの社会はかつてないスピードで変化している。その中で私たち青年会議所もまた、新たな価値を創造し、未来を切り開く存在であり続けなければならない。この70年間で築いてきたものをさらに発展させ、より多くの人々と共に明るい豊かな社会の実現に向けてまい進してまいりたい」と挨拶。
 加藤剛士市長、藤田健慈名寄商工会議所会頭、村山聡名寄青年会議所シニアクラブ会長、梶原成悟日本青年会議所北海道地区東北海道ブロック協議会長が「一致団結し、英知と勇気と情熱を注ぎ、名寄を盛り上げていってほしい」などと祝辞を寄せた。
 続いて、スポンサーJCの旭川青年会議所(筒井和騎理事長)、友好JCの天草本渡青年会議所(淀川英数理事長)、天草本渡青年会議所シニアクラブ(小山裕士代表世話人)に感謝状と記念品が、古家理事長から贈られた。
 吉川祐輔創立70周年実行委員長が、名寄JC過去5年間の活動報告や、過去5年間の事業で見えた課題などを説明。新中長期ビジョン(25年~29年)として「Realize Dream~人を繋ぎ、未来に紡ぐ~」を発表。地域の若手世代が将来に希望を持ち、安心して暮らせるまちづくりを目指すため、「ドリームチョイス名寄」「エンゲージメント・シティ名寄」など5本のアクションプランを掲げることを説明。
 また、記念事業として「若者と未来を創るプロジェクト」を、今年8月下旬から始動予定であることを明らかにし、会員一人一人がさらなる活動の推進へ気持ちを新たにしていた。

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