【名寄】
名寄高校吹奏楽部(渡邊栞部長=2年)の第33回定期演奏会が、23日午後2時からエンレイホールで開かれ、クラシックやポップスの楽曲に加え、ミュージカルも繰り広げて聴衆を魅了した。
この時期恒例の定期演奏会で、前売り券が完売となるなど、活動が地域住民に浸透し、親しまれている。
今回は「華~はな~」をテーマに開催。ステージには引退した3年生部員を含む47人が出演した。
第1部は「クラシカルステージ」で、ヤン・ヴァン・デル・ローストの「アルセナール」、ピーター・グレイアムの「ハリソンの夢」(北海道吹奏楽コンクール演奏曲)など4曲を演奏した。
顧問の山本真平教諭は、多くの来場に感謝しながら「エンレイホールは今年で開館10周年、吹奏楽部にとっては『ホームホール』となっている。この3年間は全国大会で東京にも行った。今日は楽しんでいただきたい」と挨拶した。
第2部は「ミュージカルステージ」で、オリジナル作品の「This Is Me」を上演。朝倉遊正さん(1年)が脚本と主役「ジェームズ」を務めた。
ニューヨークを舞台に、劇団所属のジェームズは歌の実力がありながらも人前で発揮できないのが悩みだった。公演のラストを決めるオーディションで他の団員たちから冷たい言葉を投げかけられたが、悩みを克服して見事な歌声を披露するというストーリーを繰り広げた。
第3部は「ポップスステージ」で、アメリカのバンド「Earth,Wind & Fire」の「September」、ブルーノ・マーズの「Runaway Baby」など6曲に加えて、吹奏楽部の先輩部員が作詞、作曲した合唱曲「この空の下」を歌った。
さまざまなジャンルの楽曲とオリジナルのミュージカルで聴衆を楽しませ、温かな拍手が送られていた。

演奏したステージ

でも楽しませた





名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com