宗谷漁協の「もずく」漁が28日から始まった。富磯から宗谷岬の遠浅の沿岸のポイント毎に漁業者が海中に入り、自慢の海の幸を採取する光景が広がり、最北宗谷に秋の訪れを告げている。
同漁協のブランド、〃宗谷の海味〃のひとつの「もずく」は高い人気を誇る特産品。初日は風も弱く穏やか。もずくが繁茂するポイントには、浮力のあるブイスーツや合羽、救命ベストの女性陣等を中心にずらり。
箱メガネで海中を覗きながら歩き「もずく」を見つけると手早く摘み採り、ネットの中に入れていた。
海を歩きながらの操業で体力を使う上に、夏の日差しが照りつけ漁を終えた女性陣等は汗だく。それでも初漁に笑顔を見せていた。
漁を終えた宗谷漁協青年部の石井建伍部長は「美味しい自慢のもずく。多くの人に味わってもらいたいです」と話していた。
水揚げしたもずくは、各漁家毎に親木(スギモク)、石もずくなど付着する雑物を取り除いて自慢のブランドとして出荷する
(塚本岳人)
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