【名寄】
上川北部地域人材開発センター運営協会(大野茂実会長)主催の「技能フェスティバル2024」が、6日午前9時半から同センターで開かれ、子どもから高齢者まで多くの地域住民でにぎわった。
同センターは、求職者支援訓練や認定職業訓練など各種職業訓練を実施し、地域の技能者育成を行っている。
同フェスティバルは、建築系の職業訓練による実習成果品の販売や、子どもたちを対象としたものづくり体験を通じ、センター事業への理解や優れた技能に触れる機会を提供することなどを目的に開催している。
今年もオープンを前に、この日を待ちわびた地域住民が同センター駐車場に列をつくるほどの人気ぶり。
会場には、職業訓練の受講者が製作したごみステーション、コースター、イス、ガーデニング用品、棚、テーブル、小物入れ、ベンチなど、手作りの温かみが感じられる成果品がずらり。いずれも格安で販売され、目当ての品物を購入する来場者の姿が見られた。
名寄市技能振興推進協議会(阿部滋会長)による「ものづくり体験コーナー」では、同協議会所属の技能士を講師に、子どもたちが左官、板金などを体験。技能士のアドバイスを受けながら、熱心に作業に励む子どもたちの様子が見られ、物作りへ関心を深めていた。