【名寄】
名寄市風連町高齢者事業団(小池晴行理事長、会員56人)の設立30周年記念式典・祝賀会が、27日午後3時からふうれん地域交流センターで開かれた。
同事業団は、地域社会の活動と連携しながら、長年培ってきた技術や経験を生かし、自らの生きがいの充実や、高齢者の就業機会増大を図るとともに、活力ある地域づくりに寄与することを目的に、1994年4月に発足。
農作業や夏場の除草作業、廃棄物運搬、冬場の除雪作業などの他、会員交流としてパークゴルフ大会や慰労会、親睦旅行を行うなど、会員の福利厚生も充実している。
記念式典には63人が出席。物故者への黙とうに続き、小池理事長から元理事の駒田春蔵さん、前監事の松原寛充さん、元事務局長の芳賀繁さん、前事務局長の明石裕さんの4人に感謝状が贈られた。
小池理事長が「労働力不足が社会問題化している中で、事業団に対する期待も大きく、従来の農作業や団体・個人からの作業依頼に加え、各種公園の管理作業、道の駅清掃作業など多岐にわたっている。これらの要望を遂行するため、新たな会員の加入推進と役職員が一致協力し、地域に必要とされる人材確保と高齢者事業団の安定的な運営と充実に努めていきたい」と式辞。
来賓の加藤剛士市長、中野秀敏道議会議員が「事業団の役割はますます高まっている。大きな節目を契機に、より多くの会員に加入していただき、名寄市全体の支えとなることを願っている」と祝辞を寄せた。
山田典幸市議会議長の音頭で祝杯。祝賀会アトラクションとして、名寄市民謡会「名寄篁将(こうまさ)会」の会員が出演。同会は2018年に設立、22年から札幌在住の3代目今井篁山さんに月1回レッスンを受けているとのこと。子どもたちはメキメキ上達、全国大会や全道大会で上位入賞するまでに成長している。
ステージでは、小学生、高校生の会員が「ソーラン節」「北海タント節」「江差追分」など稽古の成果を披露。出席者から惜しみない拍手が送られるなど、記念の節目に花を添えた。
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