多彩な出店や体験、アートも 下川「森ジャム」 6、7日に自然を楽しむイベント

【下川】

森ジャムの告知ポスター

森林の恵みを楽しむイベント「森ジャム」が、6、7の両日に美桑が丘(南町)と桜ケ丘公園(西町)で開かれる。山口駿人実行委員長は「森に集まる人たちの個性的な企画を楽しみに来てください」と来場を呼びかける。
 森ジャムは同実行委員会主催で、小さな森を舞台に森の恵みを活用し、やりたいことを持ち寄って来場者と共有し楽しむイベント。ワークショップ、雑貨、飲食などの出店、アート展示、音楽ライブなどを詰め込み、地元4大イベントの一つに定着しつつある。
実行委は「普段、森に触れることがない人にも、森の美しさやそこで過ごすことの心地よさを知ってほしい。そして、森が変わらずにあり続けることの大切さまで、思いを巡らせてもらえるとうれしい」と、思いを語る。
入場は無料で、6日午前11時から午後4時半、7日午前10時から午後3時まで。
会場では道内各地からマーケットが並ぶ。町産手延べうどん、ジビエ料理、カレー、国産牛ハンバーガー、クレープ、クラフトビールやワイン、自家製コーヒー、自然素材を使ったアクセサリー、草木染め、アロマ化粧品など、こだわりのスイーツやフード、ドリンク、雑貨に加え、スラックレール、ウクレレ、木工クラフトなどの体験も提供する。
美桑が丘の森林では、美術館のように飾られる絵画の森、本を読める「本の森」、同丘の森林に放牧中の北海道和種馬(ドサンコ)ハナとの触れ合い・餌やり体験(収益実行委に寄付)、下川の森の苔(コケ)や地衣類・粘菌などを題材とした「じめじめ研究所」、下川中学校生徒の作品展など、ゆったり楽しむ空間を演出する。
6日は午後6時から同9時まで美桑が丘で夜の部「音楽と星空のバル」を入場料1500円(中学生以下無料)でオープン。飲食の出店も並び、音楽や酒、焚き火を囲んで触れ合う。さまざまな音楽家や古着を活用したファッションショーなどが予定されている。
桜ヶ丘公園「フレペ広場」芝生でテント泊可能エリアも開設。5日まで予約を受け付けている。
会場または特設サイトで「森ジャム応援金」の募金も開設。町民有志のボランティアで補助金などの予算に頼らず運営しており、運営資金確保のために応援金を募る。
実行委は「一緒に素晴らしい森ジャムを育ててほしい」と話す。
小雨決行、悪天候の場合は中止。
詳細はホームページ(https://morijam.com/)へ。