威勢よく練り歩く、12基の力作を披露 名高祭伝統「あんどん行列」

【名寄】

名寄高校(今中勇希校長)の第74回「名高祭」の皮切りとなる「あんどん行列」が5日、同校を出発点に行われた。生徒たちが一生懸命に制作したあんどんが市内中心市街地を練り歩き、沿道に集まった多くの市民の目を楽しませた。
今回の名高祭テーマは「FLASH~今この瞬間輝(ひか)れ~」。昨年4月、旧名寄高校と旧名寄産業高校の統合に伴って新しい名寄高校としては生まれ変わったが、旧名寄高校時代からの伝統となる「あんどん行列」は継承して続けている。
今年もクラスごとに素晴らしいあんどんを制作。昨年より2基多い12基のあんどんが、名寄高校を出発して大通や駅前周辺の中心市街地などを練り歩き、南広場を目指した。
到着後はあんどんを一般公開。「宇宙」や「アラビアン」「大正ロマン」「恐竜」「水族館」「乙姫伝説」「ジグソーパズル」など、それぞれのテーマで作られたあんどん12基が市民にお披露目された。
市民審査で各クラスの出来栄えを競ったあと、南広場を出発して同校へ。各クラスの生徒たちが心を一つにあんどんを担ぎ、威勢のよい大きなかけ声を上げながら練り歩いた。
集まった市民は、生徒の元気あふれるパワーとあんどんを楽しみながら見ていた他、スマートフォンやビデオで撮影する姿も見られた。
学校到着後はグラウンドで前夜祭が行われ、生徒たちで盛り上がった。
また、6日は同校体育館で生徒たちによる「ドラゴン向日葵」「最恐貞子~君のもとにもきっとくる~」「変な学校」の演劇と、学友会(生徒会)企画。午後からの一般公開では、各クラスや新聞局、美術部などの展示の他、茶道体験、家庭クラブの作品販売などが行われ、大いににぎわっていた。
最終日の7日は午前9時から生徒有志によるバンド演奏やダンスなどの個人演芸後、同10時半から午後1時までクラスごとのステージ発表企画「Mステ」の一般公開。午後5時45分から閉祭式を行う。

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