宗谷べースボールクラブ(宗谷BBC)に所属している潮見が丘中2年の小玉蒼虎選手、拓心中2年の長出将英選手の2人が、北海道中学軟式野球連盟の2024年度U―14北海道選抜に選出され、3月に千葉県で開かれる第26回全国中学生軟式野球大会に出場する。両選手とも「チームのみんなと優勝を目指したい」と意気込んでいる。
北海道選抜結成に向けたセレクションは昨年10月に行われ、宗谷管内からは小玉、長出の2選手が参加。道内各地から約90人が集まり、代表枠20人を争ってハイレベルなセレクション。主に投手を務める長出選手は自慢のストレート。小玉選手は得意の走塁・スピードなどを存分にアピールし、見事合格。
その後は毎月1~2回ペースで新十津川、帯広、秩父別、妹背牛などで合宿。練習試合は8試合を行い、今のところ全勝。長出選手は投手と外野手、小玉選手は外野手として出場。現時点ではレギュラーメンバーが決まっているわけではないので、全道各地から集まった仲間たちに負けじと、必死にアピールしている。
両選手とも稚内野球スポーツ少年団出身。学校の部活では違うチームだが、中学に進んでからも宗谷べースボールクラブでチームメイトとなり、共に全国出場を目指している。
宗谷べースボールクラブで長出選手はエースで4番、小玉選手は1番センターの中心選手。長出選手は豪快なバッティング、速球とキレのあるスライダーが武器。これまでの球速の最高は129㌔だったが、取材時に測定したところ「131㌔」を記録。日々進化を続けている。小玉選手の自慢は何といっても足。運動神経が非常に高くヒット、四球など出塁出来れば、チームの得点力が一気に上がる。
本番に向け小玉選手は「周りは凄い選手ばかりでライバルが多いが、いち早くスタメンを勝ち取り、全国優勝を目指したい」。長出選手は「ピッチャーの機会が多いので、北海道選抜でもエースになりたい。そして、千葉で優勝したい」などと意気込む。
宗谷べースボールクラブの市川裕幸監督は「レベルの高いチームでレベルの高い大会に出場することになるが宗谷の代表として頑張ってきてほしい」とエールを送る。
(佐々木巧)
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