【名寄】
山下道場(主宰・山下徹さん)は、第22回北海道小学生学年別柔道大会に出場。長尾楓純さん(南小6年)が6年女子55kg超級の部で優勝し、4人が入賞を果たし活躍した。
大会は北海道柔道連盟主催。18日に千歳市開基記念総合武道館で開催。全道の強豪選手が一堂に会する大会で、小学生の主要大会の一つ。各地の道場や少年団の4年生から6年生まで464人がエントリーした。
山下道場は7人が出場。5年男子50kg級の部(23人出場)で三輪篤生さん(西小5年)が3位入賞。4年女子35kg級の部(22人出場)で成吉望琉さん(南小4年)が準優勝。同35kg超級の部(16人出場)の部で関口莉乃さん(同)が準優勝。6年女子55kg超級の部(6人出場)で長尾さんが優勝した。
長尾さんの女子55kg超級は強豪選手もおり、白熱した戦いとなるとともに、対戦相手も体格が大きな選手だった。「初戦は相手が奥襟をつかんできて苦戦しましたが、抑え込んで『技あり』としました。決勝の相手も体格が大きく、奥襟を取って大外刈りを掛けてきましたが、山下先生から教えてもらった『リバース』(相手の技をかわして戻ったところで投げる)で得意技の払い腰を決めて『一本』を取りました」と振り返る。
勝因では「打ち込み練習でやってきた技が決まったり、相手を崩せたりしたことだと思います」と話す。
今後は来年の中体連大会などを見据えながら「日本一になりたい。将来はオリンピックに出たいです」と意気込んでいる。
成吉さんは「決勝は得意技の背負い投げに入れませんでした。準決勝までは調子が良く、大外刈りが決まりました。背負い投げを上手にして来年は優勝したいです」。
関口さんは「決勝は相手の体が大きく抑え込まれて負けてしまいました。得意技の大外刈りだけでなく、背負い投げを練習し、相手の体を早く動かせるようにしたい。来年は1位を取りたいです」。
三輪さんは「抑え込まれて負けてしまいました。寝技が弱いと思いました。技は掛かったけれど、吊り手と引き手が弱くて投げられませんでした。得意技は大外刈りですが、寝技も強くしたい。来年は優勝したいです」と反省点も語る。
主宰の山下さんは「楽しい雰囲気をつくり、考えながら練習することで強くなる。得意なことは違うので、子どもに考えさせている」と語り、飛躍を願っている。
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