山本蒼依さんが最高賞 名寄孝蓮会 団体の部で見事に優勝 小学生4人が大活躍 青少年みんよう全国大会

【名寄】

全国大会で大活躍した誉君、雅さん、
悠愛さん、蒼依さん(左から)

 名寄孝蓮会(伊藤まさ子代表)所属の小学生4人が、「青少年みんよう全国大会」で大活躍。4人で出場した合唱の部で見事に優勝するとともに、山本蒼依さん(名寄西小学校4年)が民謡チャンピオン小学生の部で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞。小学生高学年の部で3人が入賞して素晴らしい結果を残した。
 同大会は日本郷土民謡協会の主催。15日に東京都で開催され、名寄孝蓮会からは、小学生低学年の部(7人出場)に中西誉君(美深小2年)、同高学年の部(19人出場)に山本蒼依さん、中西雅さん(美深小5年)、山本悠愛さん(名寄西小6年)が出場した。
 結果、高学年の部は蒼依さんが準優勝、悠愛さんが4位、雅さんが6位に入賞。誉君は惜しくも入賞は逃したものの健闘した。
 準優勝の蒼依さんは、低学年の部と高学年の部の上位者で小学生個人の最高賞を決める民謡チャンピオンシップ小学生の部に進出。見事、トップとなる文部科学大臣賞を受賞した。
 この結果に伴い、蒼依さんは10月18日から埼玉県で開催の郷土民謡民舞全国大会への出場が決まった。
 複数人で編成する合唱の部には、孝蓮会も含む4団体が出場。出場者は未就学児から高校生までと幅広かったが、孝蓮会の山本姉妹、中西きょうだいの4人は「江差追分」を唄って優勝を果たした。
 4人は29日午後5時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に結果を報告。蒼依さんは「0・1点差(高学年の部)で負けたのが悔しかった。これからの大会も上位に入りたい」。悠愛さんは「適度な緊張感をもって臨むことができた。次の大会は妹と上位で競いたい」。
 雅さんは「レベルの高い大会で入賞することができてうれしい。次の大会も入賞したい」。誉君は「次の大会も頑張りたい」などと話した。
 加藤市長は「素晴らしい成績」と子どもたちの頑張りをたたえ、「名寄、美深の名前が発信されることはすごいことで、うれしい。これからも頑張って地域のことをPRしてほしい」と今後の活躍にも期待を寄せた。