【名寄】
市内風連町南町のMIO（みお）ピアノ教室（講師・海野未央さん）の上田小夏さん（名寄西小2年）、梅坪大和君（風連中央小1年）が、「2023年度グレンツェンピアノコンクール」第1回予選ビデオコンクールに出場し、小学1・2年生Aコースで上田さんが銀賞、梅坪君が優秀賞に輝いた。また、昨年度の同コンクールファイナル（全国大会）に進出した山崎結平君（風連中央小3年）、海野鈴華さん（同4年）が共に最高賞の金賞を獲得するなど健闘をみせた。
同コンクールは、国内最大級のコンクールの一つ。幼児、小学1・2年、同3・4年、同5・6年、中学、高校、大学・一般のコースごとに課題曲が与えられ、2020年度から予選は動画形式で行われている。
今年10月に行われた予選ビデオコンクールに出場した上田さん、梅坪君は、2人とも今回がコンクール初挑戦で、課題曲「踊るピーナッツ」を演奏。「踊っているような曲で、楽しい曲ですが、スタッカートが多いところが難しいです」と語る。
2人ともコンクールに向け、今年春から練習を重ねてきたとのこと。銀賞を受賞した上田さんは「賞を取りたいと思っていましたが、本当に取れるとは思っていなかったので、びっくりしました」と感想。
優秀賞に輝いた梅坪君は「みんなに褒められてうれしかったです」と笑顔で語る。
上田さん、梅坪君はともに昨年春ごろから同教室でピアノのレッスンを始めたとのこと。2人とも「新しい曲が弾けるようになることが楽しいです」とピアノの魅力を語っている。
来年6月には東京、福岡を会場にホール大会が予定されているが、出場者選考は全予選（全4回）が終了した後に行われるという。
また、昨年度の同コンクールに出場した山崎君は、予選で金賞、本選で優秀賞、ファイナルで金賞。海野さんは予選、本選、ファイナルといずれも最高賞の金賞に輝く健闘を見せた。
ファイナルで、山崎君は「ピカピカのながぐつ」を演奏。金賞獲得に「とてもうれしかったです」と笑顔。
海野さんは「あやつり人形のひとり芝居」を演奏。予選、本選、ファイナルを振り返り、「全て金賞が取れるとは思っていなかったので、びっくりしましたが、うれしかったです」と語っている。
なお、山崎君、海野さんは来年2月に行われる、23年度第4回予選ビデオコンクールの小学3・4年Bコースに出場する予定。
山崎君、海野さんは「予選で金賞を獲得し、福岡でのホール大会に出場したいです」と抱負を語る。
講師の海野さんは「子どもたちのモチベーションアップや場慣れしてもらうことも含め、教室の発表会とは別に、年2回ほど、美深のCOM100を会場にミニコンサートも開催している。現在は、目指せ福岡でのホール大会―を掲げ、練習していきたい」と話している。