【名寄】
市立名寄図書館(安田穣館長)の「図書館はじめてツアー」が、26日午前10時半から同館本館で開かれ、親子が閉架書庫など図書館の裏側を見て回ったり、紙芝居や絵本の読み聞かせ、クイズを楽しんだりするなど、充実した時間を過ごした。
読書推進企画として開催し、イベントをきっかけに図書館の楽しさをPRするとともに、新たな集客を目指して実施。親子5組13人が参加した。
館内見学では、1階にさまざまな分野の書籍や辞典、絵本などを配置していることを説明した。
その後、普段は入ることができないスペースに案内。
2階の閉架書庫には、古くなった本や多くの人に触れて傷んだ本、今の時代とはデータが合わなくなった本など。名寄市や北海道関係の書籍が所蔵されている部屋にも入った。
同館が1970年にオープンし、2010年のなよろ市立天文台「きたすばる」の開設まで使用された4階の旧プラネタリウムには、古い新聞(本紙、縮刷版)などを保管。
本館で14万8千冊(子ども向け4万冊)、風連分室も含めると18万冊の本が所蔵されていることを説明した。
さらに、屋上にも向かい、名寄の市街地を一望した。
絵本の読み聞かせは「3びきのかわいいオオカミ」、紙芝居は「となりのさくら」で楽しんだ。
図書館〇×クイズでは、名寄市のマスコットキャラクター「なよろう」が登場し、子どもたちは笑顔を見せて触れ合いながら、図書館の利用方法やルールにちなんだクイズを出題した。
最後に担当職員たちが「図書館は本を読んだり、借りたりするだけではなく、『おはなし会』」など楽しいイベントもあります。これからも楽しんで利用してください」と呼びかけた。
参加した親子は、図書館の裏側を見学しながら、新たな発見をしていた。



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