【名寄】
ふうれん切り絵サークル「カトレア」(高橋郁子代表)の第15回記念作品展示会が、28日までふうれん地域交流センター2階ロビーなどで開かれており、節目の記念作品とともに会員たちの感性が光る力作が出そろい、目を楽しませている。
同サークルは、2011年2月から3月まで開講した風連公民館講座「切り絵講座」の受講者が集まり、同年4月に発足。会員10人でスタートし、その後、風連町文化協会に入会した。
現在、6歳から80代までの幅広い年代の会員15人で活動。毎月第4水曜日午後6時半から同センターで例会を開いている。
毎年恒例となっている作品展示会をはじめ、11月の「風連文化祭」、3月の「ふうれん春の文協まつり」に参加。また、昨年から市児童センターの放課後子ども教室に、会員が講師として参加。同児童センター(名寄地区会場)と同交流センターの2会場で開催。昨年は10月に開催し、今年は秋ごろに予定している。
記念作品展示会には、会員一人につき1点から2点を出展。会場には額縁入りの19作品をはじめ、はがきサイズの作品約40点などを展示。カラー作品が中心となっており、
花や動物、人物、建築物、キャラクターなど、バラエティーに富んだテーマの作品がずらり。いずれも、きめ細やかな切り込みで見事に表現され、作者それぞれの感性が光っている。
会員一同の作品「さくら」では、一本の木に、ピンク色の花が咲き誇る、迫力のある作品。
恒例となっている干支作品は今回、会員の協力により「巳」「午」「未」の切り絵が加わり、およそ10年をかけて十二支全てが完成した。この作品は、同サークルの5周年を記念し、2016年の作品展示会を皮切りに「申」からスタートしたもの。会員それぞれが制作した表情豊かな干支の切り絵を一つにまとめたユニークな作品。1階から2階へと通じる階段の壁に沿って展示され、来館者の目を引いている。
会の名称であるカトレアは南国に咲く花。和気あいあいと温かい会になれば―と、高橋代表が命名。高橋代表は「皆さんに作品を見てもらい、励ましの言葉をいただけることが何よりもうれしい。このサークルが、家族のような仲間とめぐり合わせてくれて幸せです」と語っている。
なお、切り絵を体験したい人は、高橋代表(01655③2723)まで問い合わせるとよい。


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