折茂武彦さんが一日災害警備本部長 名寄警察署 クイズや道警音楽隊演奏も 防災啓発イベントで意識高める

【名寄】

 名寄警察署(菊地俊也署長)主催の防災啓発イベントが、1日午後1時からイオン名寄ショッピングセンター南側駐車場で開かれ、レバンガ北海道代表取締役社長の折茂武彦さんを一日災害警備本部長に委嘱。また、防災クイズや北海道警察音楽隊(松本仁孝隊長)の演奏披露などを通して、訪れた人たちは防災への意識を高めた。
 9月1日の「防災の日」にちなんで企画。イオン名寄店、五十嵐ホールディングス株式会社、名寄自動車学校が協賛。名寄南小学校の全校児童420人をはじめ、多くの買い物客が訪れた。
 委嘱式では、折茂さんを「一日災害警備本部長」、レバンガ北海道のマスコット「レバード」を「一日警察署鳥」に委嘱。菊地署長、道警のマスコット「ほくとくん」が委嘱状を手渡した。
 折茂さんは「名寄は大きな川に挟まれた地域で、水害に気を付けている方が多い。短い時間だが、防災について楽しく学びましょう」と挨拶。
 防災啓発活動では、地震や火災などの災害発生時に「命を守る4つのポーズ」を実演。子どもたちはレバード、ほくとくんと一緒に、ダンゴムシ、サル、アライグマ、カエルのポーズをして身を守る方法を学んだ。
 防災クイズでは、大雨で浸水して避難する時は杖(傘でも代用可能)を持って、スニーカーを履くこと(長靴は水が入ってしまい歩けない)。緊急地震速報が出た時は、揺れを感じる前に安全な場所に避難することなどを知った。
 災害ドローンによるデモンストレーションでは、防災備蓄ボトル6点セットが入った箱を空輸した。
 道警音楽隊による演奏では、隊員32人がMrs. GREEN APPLEの「ダンスホール」「ケセラセラ」などのメドレーを披露。また、カラーカード隊が演奏に合わせて、華麗なドリルとパフォーマンスを披露した。
 さらに、名寄市内在住の菅野幸世さんと斎藤春花さんが道警公認交通安全ソング「運転中は全集中」を歌った。
 名寄南小学校6年生70人と道警音楽隊がコラボし、「マツケンサンバ」「め組の人」を演奏した。
 最後に、折茂さんらが来場者に防災備蓄ボトルを配布。訪れた人はイベントを通して、防災を身近に考える機会としていた。
 折茂さんは「いろいろな災害が頻発する中で、こういったイベントを通して子どもたちや地域に向けて啓発する取り組みに、自分も参加できて、うれしく思う。災害はいつ起きるか分からない。しっかりと備えれば対応できるので、日頃から対策をしていただければ」と語った。

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