新年祝い太鼓の初打ちも 下川神社などで平穏願い初詣

【下川】

一の橋神社の初詣

下川町の下川神社(丸井義嗣宮司)では、元日午前0時になると初詣に訪れた人たちが新年を祝う姿が見られた。
町内は穏やかな天候で新年を迎え、下川神社には町民や里帰り中の人たちでにぎわった。参拝者で年越しのカウントダウンを行い、年明けとともに花火を打ち上げ、新年の挨拶を交わした。
神楽殿では、かがり火に照らされる中で下川渓流太鼓メンバーが威勢良く初打ち。授与所ではおみくじやお守り、破魔矢なども頒布された。1日午前10時からは社殿で元旦祭も行われ、一年の安全を祈願した。
初詣に訪れた住民は「結婚して2年目。二人で幸せに暮らしていきたいと思う」「昨年は物価高、値上げの一年だったので、新年は穏やかな年になってほしい」「昨年は新型コロナにも感染したし、値上げでお金が逼迫(ひっぱく)。世界で争いが絶えない。新年は平和な一年であってほしい」などと思い思いの抱負を語り、多くの人が「平穏」を望んでいた。
一の橋神社や上名寄神社でも初詣が行われた。
一の橋神社では、昨年12月から新体制の管理委員会で神社を管理し、住民で除雪や旗立て、供え物の奉納などを行い、夕方に明かりをともし、地域の人たちが各自で参拝。一年の感謝をささげ、新年の無事と平安を祈願していた。