日将連名寄支部、石田五段招き“子ども将棋教室” 面指しの指導対局を実施

【名寄】

名寄市出身のプロ棋士・石田直裕五段を招いての「子ども将棋教室」が、11日午前10時から「よろーな」で開かれた。
日本将棋連盟名寄支部(吉川明男支部長)は月2回、土曜日に子ども将棋教室を開催しており、今回は石田五段の都合がつき実現。
石田五段は2001年9月にプロ棋士養成機関の奨励会へ6級で入会、12年10月に四段でプロ棋士デビュー。17年8月に五段に昇段。棋士としての活動の他、将棋の普及や子どもたちの指導に熱心に取り組み、20年10月から同連盟の北海道研修会の幹事を務める。毎年開催している名寄市の児童将棋大会にもゲストとして出席。
この日は幼稚園児から中学生まで9人が参加。吉川支部長の挨拶の後、大盤を用いて石田五段とのリレー将棋を行った。石田5段が飛車、角、香車(2枚)、桂馬(2枚)の6枚を落とす「6枚落ち」で、参加者が1人ずつ前に出て大盤の駒を動かして対局した。
幼稚園児を除く参加者全員と一斉に対局する8面指しの指導対局も実施。6枚落ちから平手まで、それぞれの棋力に応じて対局。勝つ人、負ける人、それぞれ一喜一憂していた。
感想戦では、石田五段から丁寧なアドバイスを受け、子どもたちは貴重な体験に笑顔を見せた。