明かり楽しむ内容に注力、4年ぶりの飲食出店も 下川町で2月10、11日にアイスキャンドルミュージアム開催

【下川】

アイスキャンドルミュージアムの告知ポスター

第50回しもかわアイスキャンドルミュージアムが、2月10、11日の午後5時から同8時まで、町内中心市街地2会場「にぎわいの広場」と「町まちおこしセンター・コモレビ」をメインに開かれる。50回の節目を迎え、記念企画も検討中だ。
下川町はアイスキャンドル発祥地で、毎年2月に同ミュージアムを開催。会場はしばらくの間、郊外としていたが、6年前に中心市街地へと移行。町のアイスキャンドルの原点に回帰し、住民で作って並べて点灯し、眺めて楽しむことを模索してきた。
コロナ禍の3年間は内容を縮小して継続したが、本年度も期間はアイスキャンドルを点灯する夜間のみで2日間。一方で、4年ぶりに飲食の出店を復活させる。
人手や予算が縮小されていく中、無くしてはいけないものを最優先に考え、「まちをアイスキャンドルのミュージアムにする」という本来の趣旨に基づき「アイスキャンドルの明かりを楽しむこと」に力を注いで、コロナ禍以前の昼間イベントの復活を断念。石蔵倉庫の「アイキャン博」も行わないこととした。
「食事を楽しみながらアイスキャンドルを眺め、楽しんでいただきたい」と言う。
詳細はこれから煮詰めていくことになるが、にぎわいの広場では多くのアイスキャンドルをともし、純粋にその神秘的な光景を楽しめるようにする。
隣接のコモレビでは駐車場に飲食などの出店が並び、中庭には子どもが遊べる雪山などを用意。屋内では音楽イベントも同時開催される見込みで、集客の相乗効果も期待している。商店街などまちなかでもアイスキャンドルがともされる。
町内飲食店や出店の利用、スポット巡り、アイスキャンドルの製作・点灯協力を促す景品付き「スタンプラリー」も行う。
恒例となるアイスキャンドルのフォトコンテストも実施。「ベスト部門」(町内のイベントなどで撮影)と「おうち部門」(家で撮影)、「動画部門」を設ける。自作アイスキャンドルをともす町民に、ろうそくを無料配布する他、行政告知端末でアイスキャンドルの作りやすい日時など予報も配信する。
イベント告知ポスターも貼り出している。昨年のアイキャンフォトコンテストの応募作品(ベスト部門準グランプリ)の写真を起用した。
実行委では年内にイベントの企画をまとめ、年明けから発信する。