【名寄】
名寄市立大学(野村陽子学長)保健福祉学部栄養学科の学生による「体組成測定と健康ミニ講話」が、11月30日午前10時15分からイオン名寄店1階イベントスペースで行われ、来店者が日ごろの健康管理の推進に理解を深めていた。
名寄市とイオン北海道株式会社では、包括連携協定を結んでおり、その一環として、大学生によるさまざまな取り組みが展開されている。
同学によると、今回の取り組みは昨年に続き2年目で、栄養学科3年生の科目「公衆栄養学」の一環「健康教育演習」として実施。今後は12月7日、14日、21日(午前10時15分~午後11時45分)の開催を予定している。
イベントは、栄養学科3年生によって運営。来場者は身長を図った後、裸足になって体組成計に乗り、脂肪量、筋肉量、推定骨量、基礎代謝量などを測定。引き続き、学生が測定結果を丁寧に説明しながら、日常生活での注意点などをアドバイスした。
引き続き、名寄市民の健康課題の一つとなっている朝食の欠食をなくすため、「1日3食が必要な理由」をテーマにミニ講話。
講師を務めた学生は、名寄の朝食欠食率は、全道と比較して多いこと。集中力低下、体のだるさや疲れやすさを感じやすい、生活習慣病のリスクを高めるなど、朝食欠食による健康への影響などを説明。
タンパク質や糖質、食物繊維など朝食で摂取したい栄養素や、お勧めレシピなども紹介し、「朝食を食べて無理なく、必要な栄養素量を摂取しましょう」と朝食の大切さを呼びかけた。
同日は、士別市でヨガ講師を務める樫木真由美さんによる「はじめての椅子ヨガ3」が、大学イベントとタイアップして開催。
樫木さんは、ヨガについて広く知ってもらいたい―と、同名寄店でのヨガ体験コーナーの実施は、今年に入り4度目とのこと。「ヨガと聞くと難しいことをするイメージがありますが、椅子に座ったままできるヨガです。ヨガは肩こりや腰痛にも効果が期待され、心も安定します」と説明。
参加者は椅子に座った状態で、呼吸を大切にしながら両腕を頭上高く上げたり、体をねじったりと、椅子ヨガを体験。心身をリフレッシュさせていた。