本紙管内小学校 大谷翔平選手のグローブ届く 児童たちが触れながら笑顔見せる

【名寄・美深・下川】

アメリカ大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、日本全国の小学校約2万校に贈っているグローブが本紙管内の小学校にも届いており、児童たちは喜びながらグローブに触れている。
このグローブは、子どもたちが野球に興味を持ってもらうために立ち上げたプログラムを紹介するために、寄贈しているもの。
右利き用2個(大小1個ずつ)、左利き用1個の合計3個を全国の各小学校に寄贈。また、本体には大谷選手のサインも入っている。
グローブと合わせて大谷選手の手紙も添えられており「このグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです」などとつづられているとともに、「野球しようぜ」と記されている。

【名寄】

グローブが届いて喜んでいる名寄小の児童たち

名寄小学校(大谷和範校長)では、18日の3学期始業式に合わせて大谷選手のグローブが披露された。
始業式で大谷校長が挨拶する中で、グローブが届いたことを紹介し「皆さんに見てもらう機会がありますので、ぜひ触ってみてほしいです」と呼びかけた後、児童たちが各教室でグローブに触れている。
初日は6年生の教室にグローブが置かれ、児童たちは代わる代わるグローブを手に取ったり、身に着けたりするとともに「いいグローブだ」と一言。キャッチボールもするなどして盛り上がっていた。
同校では今後、学年ごとに児童たちに見てもらった後、校内に展示する予定。

【美深】

笑顔を見せる美深小の三木君、近野君、中田君(左から)

美深小学校(藤原雅宏校長)では、16日の3学期始業式に合わせてグローブがお目見えした。
式終了後、グローブが披露され、場は盛り上がった。美深野球スポーツ少年団員をはじめ、児童たちがグローブを身に着け、早速、キャッチボールを楽しんだ。
同団員の三木和馬君(6年)、中田皓大君(同)は「貴重なグローブをもらったので、大切に使います。卒業まであと少しの間ですが、いっぱい使いたいです」。
大谷選手のファンという近野楓太君(同)は「とてもうれしいです。大谷選手のグローブでキャッチボールをしていて、楽しかったです」と笑顔を見せていた。

【下川】

グローブに触れながら楽しむ下川小の児童たち

下川小学校(井川健校長)には、昨年12月25日にグローブが届いた。
下川町教育委員会から同校に「届きました」という連絡があり、町教育委員会職員が同校に届けた。
同校で受け取り、井川校長から代表して児童会三役の児童にグローブを手渡した。
終業式が始まる前に小さなセレモニーが行われ、その後、児童たちはグローブに触れながら喜んでいた。