【名寄】
名寄南小学校(鈴木豊校長)の学習発表会が、11月29日から12月1日まで同校体育館、エンレイホールを会場に開かれた。
今年の学習発表会は、感染症拡大防止に配慮し、学年・学級ごとに開催。29日は3年生が同校体育館、5年生がエンレイホール、30日に1、4年生が同校体育館で分散開催した。
最終日の1日はエンレイホールを会場に、2年生(午前11時25分~)、6年生(午後1時45分~)が発表。
このうち小学校生活最後の学習発表会となる6年生は、「最考楽年~集大成、最も考え楽しむ年に!」をテーマに開催。
ステージは、リコーダーとピアノによる演奏「Sound of music」で開幕。児童代表が、「皆さんに楽しさ、感動、笑いを届けることを目標に練習していました。最後の発表会が最高なものになるよう頑張ります」と挨拶。
続いて、「修学旅行のまとめ」では、北方民族博物館、網走監獄など訪問した6施設について紹介。同博物館では「昔の人の暮らしや服装、武器、家の設計について知ることができました」。網走監獄では「囚人が苦労して道を作ったこと、網走監獄のおりで監視する人が外からも監視できるように、外から見える工夫をしていたところがすごいと思いました」など学んだことや感想などを発表。
劇「タイムリープめがね、使ってみた!」は、児童が制作した台本を基にした歴史劇。2人のユーチューバーが、不思議な眼鏡をかけて、縄文時代から江戸時代までの歴史上の人物や出来事へとタイムリープ。
児童が歴史上の人物に扮して物語が進められ、「聖徳太子が亡くなった後、蘇我氏が天皇をしのぐ力を手にしたが、中大兄皇子、中臣鎌足らによって討ち取られ、天皇中心の政治が一層進められた」「奈良時代、疫病が流行し混乱を招いた。聖武天皇は奈良に大仏を造り、国の平和を願った」などとナレーションを入れたり、ダンスを交えたりしながら、日本の歴史をコミカルに紹介。
最後は6年生全員が心を一つに合唱「絆」を披露。代表児童が「学習発表会に向け、仲間と考え創り上げた今回の経験を生かし、卒業に向けて一歩ずつ努力していきたいです。本日はありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。