【名寄】
「第72回なよろ雪質日本一フェスティバル」が10日に旧豊西小学校グラウンドで開幕。会場では、「おぱんちゅうさぎ」の滑り台付き大雪像や巨大迷路を楽しんでいる他、「なよろ国際雪像彫刻大会ジャパンカップ」などの出場者チームによる芸術性の高い素晴らしい雪像も並んでおり、子どもからお年寄りまで多くの地域住民が名寄の冬を満喫している。
同フェスティバル実行委員会(委員長・栗原智博なよろ観光まちづくり協会長)の主催で、10日から12日までの3日間。
開会式では、オープニングセレモニーとしてテープカットが行われ、栗原実行委員長が「大いに楽しんでほしい」などと挨拶。続いて、大雪像制作に当った陸上自衛隊名寄駐屯地第4高射特科群の南俊之群長から、加藤剛士市長と栗原実行委員長に大雪像が引き渡された。
終了後、ステージでは子どもたちによる餅つき体験の他、餅まきも行われ、多くの来場者が集まってにぎわった。
滑り台が一般開放されると、多くの子どもたちが次々と詰めかけ、順番待ちの長い列ができた。例年の南広場よりも会場が約1.5倍広いこともあり、昨年よりも高さのある滑り台で、子どもたちはチューブ滑りと尻滑りの好きな方を選び、スピード感を味わいながら「楽しい~。もう1回滑りたい!」などと満面の笑顔で歓声を響かせている。
また、巨大迷路も人気を集めた。高さ2mの壁の入り組んだ通路となっており、迷ってなかなかゴールできない子どもの姿や、簡単にゴールする人もおり、例年の雪フェスにはなかったアトラクションを楽しんでいる。
この他、スノーモービル遊覧、フランクフルトや焼き鳥、ラーメン、うどん、焼きそば、スイーツなどの売店もにぎわい、夜間はイルミネーションも点灯させて会場を盛り上げた。