焼肉・ダンス・演奏など多彩 19日 下川で5年ぶり万里長城祭

【下川】

築城38年を迎える「万里長城祭」は、同実行委員会(石谷英人実行委員長)主催で、19日午前10時半から午後2時半まで桜ヶ丘公園特設会場で開かれる。2020年以降3年間は新型コロナウイルス感染症対策、昨年は雨で中止となり、5年ぶりの通常開催となる。
万里長城は、町民手づくりの観光資源開発を目指そうーと桜ケ丘公園内に草地造成で出た石を積み上げて造られ、町民の和のシンボルと観光スポットになっている。
長城祭はそこを会場に、町の名物イベントの一つとして毎年、花見季節に開催。焼肉スペースが設けられ、町内外の幅広い年代の人が交流を深めている。
抽選券付き焼肉券を2千円で販売し、会場で焼肉セット(ジンギスカン300g、地元産アスパラガス、紙皿・箸)と引き換えできる。当日券購入も可能だが、数量に限りがあるため、前売り券の購入を勧め、町内の観光協会、末武商店、マルウささき、矢内菓子舗で販売している。
特設ステージは11時から開会式後、下川渓流太鼓演奏、下川中学校と下川商業高校の合同吹奏楽演奏、若手パフォーマー・芹川弘樹(エクストリーム芹川)さんの大道芸パフォーマンス、ラムネ&ビール早飲み、町内ダンスサークル「FunFunもりもりDance」と下川商業高ダンス同好会「LiBERAL」のダンスパフォーマンスで盛り上げる。
出店は8店舗を予定。地元団体のフレンチドッグ、焼き鳥、うどん、ビールやソフトドリンク、プリン、ゆでたまごや燻製卵の他、町内外店で多彩な菓子やドリンク、バルーンアートなどが並ぶ。
イベントを締めくくるのは、午後2時から行われる「抽選会」。焼肉券に付いている抽選券で参加できる。景品の総額予算も前回と比べ8万円増の20万円に拡充し、さまざまな商品が当たる。町内五味温泉の回数券、町産のクラフトビール、酵素卵、アスパラも用意している。
実行委事務局は「みんなで春の訪れを感じられるイベントです」と話す。
町内で会場までの無料送迎バス(午前10時半にバスターミナル発で町内市街地を巡回し、同50分に会場到着)を運行。順路など詳細をホームページに掲載している。
同日、万里長城では「万里長城クロスカントリー大会」も開かれる。