特選は長谷川勝汰さん(美深)高文連道北支部写真展・研究大会全道大会出展作品を決定、撮影会など通して技量高める

【美深】

第53回北海道高等学校文化連盟道北支部写真展・研究大会が10、11の両日、美深町文化会館COM100で開かれ、撮影会や作品講評を通して技量を高めた。また、全道大会に出展する作品が決まり、特選は長谷川勝汰さん(美深高3年)の「あこがれの道」が受賞した。
本年度は美深高校が当番校となり、同校をはじめ、名寄産業、下川商業、稚内の4校から25人、112点を出展した。
10日は、美深町内で撮影会。美深駅、町民体育館などの周辺に足を運びながら、風景や建物、人物などの被写体を独自の感性と視点で捉え、シャッターを切っていた。
11日は、名寄市内在住の元北海道高文連写真専門部委員の和田博之さんが「いい写真って?」をテーマに講演するとともに、大会と撮影会の作品を講評。画角のアングルやトリミング、カメラ本体の絞りや焦点など、より良い作品づくりにアドバイスしていた。
表彰式では、全道大会の出展作品を決定。特選、準特選、入選の合わせて15点が全道大会に進み、特選は長谷川さんの「あこがれの道」に決まった。
JR宗谷本線の臨時観光列車「花たび そうや」と、列車を見送りに来て、敬礼する子どもの姿を捉えたもので「子どもさんは列車が好きということをお母さんから聞き、撮らせてもらいました」と振り返る。
撮影のポイントでは「子どもと列車の関係をどのように収めるか試行錯誤し、臨場感を出しました。ローアングルで撮り、列車のヘッドマークと子どもさんを目立たせました。臨時列車は華やかなので車両に目が向かいがちですが、ローアングルにすることで子どもさんに目が行くのでは―と思いました」と明かす。
また「子どもさんのまなざしが将来、運転士になりたい―という意気込みが感じられ、『あこがれの道』と作品タイトルを付けました」と話す。
全道大会は、10月23日から25日まで釧路市内で開催される。その他の入賞作品は次の通り。

◇準特選▽木川蒼大(美深高3年)「二日酔い」▽羽野緋彗(美深高1年)「鋭利」▽谷内瑠帆(稚内高1年)「白い道」▽鈴木一護(名寄産業高3年)「One scene」
◇入選▽木川蒼大「花を眺めて」▽森岡一護(美深高1年)「応援花」▽森実里(稚内高3年)「最北神社」▽髙橋將真(稚内高3年)「ぎじゅつかくしん」▽桑原滝唯門(名寄産業高3年)「北の宝石」▽久保田透希(名寄産業高3年)「光芒」▽梅坪奈央(下川商業高3年)「春桜」▽宮坂ゆず(下川商業高3年)「はいちーず」▽久保田柊(下川商業高2年)「緊急で写真を撮っています」▽村上ゆず(下川商業高2年)「夕焼け」
◇佳作▽清水零(美深高2年)「おませさん」▽森岡一護「また来年」▽鈴木一護「歪んだ世界」▽大谷咲希(下川商業高2年)「除雪」▽大西澪(下川商業高2年)「大好きなマグロ丼」▽佐藤結菜(稚内高3年)「カラス」▽天内友陽(稚内高2年)「海を見渡して」
◇団体の部①美深②稚内③名寄産業④下川商業
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