男子合同チームで全道大会3位 稚内南中・豊富中・幌延中バレーボール部

【宗谷】

稚内南中と豊富中、幌延中の男子バレーボール部員で編成する合同チーム・稚内選抜が、3月27日に芦別市で開かれた第34回北海道中学生バレーボール優秀選手選抜大会で3位に輝いた。各地から強豪が集う大会で、全道での3位入賞は1994年以来31年振りの好成績。関係者が努力の成果を称えている。
稚内選抜は昨秋の選考会で、プレーなどで活躍が光った選手を選出。合同チームでは日頃の部活動に加え、週末を中心に定期的に集まって活動し、7回ほど練習の機会を設けたほか、旭川遠征を通じてチームの完成度を高めるなど、万全の体制で全道大会に臨んだ。
大会には道内各地から18チームが出場。稚内選抜は、清水翔琉主将=南中2年=を中心に全員で繋ぐ守りがチームの持ち味。エースの清水隆臣選手=幌延中2年=の攻撃を活かし、予選では富良野選抜、決勝トーナメント1回戦で江別選抜をいずれもセットカウント2対0で勝利。続く準決勝の強豪・札幌南選抜戦では、攻撃が相手ブロックに阻まれるなどリズムをつくることが出来ずに、0対2で敗れた。
それでも、31年振りの入賞の結果に、道心博生監督(潮見が丘中教諭)は「各市町から集まった部員たち。チーム作りの難しさはあったが、練習では部員たちが積極的にチームワークとコミュニケーションを深め、お互いにプレー技術などを高め合ったことが全道3位の結果に繋がった」と手応え。選手たちの健闘を称え「(プレー面で)格上相手には通用しない部分も見えたと思う。この大会で学んだことをそれぞれの学校に持ち帰り、中体連大会に向けてレベルアップを」などと期待を込めている。
このほか、全道大会には女子の稚内選抜チームも出場。善戦したものの結果には繋がらず、悔しい予選敗退となった。

(横山淳也)