真夏の名寄を熱く彩る ブレイキン、花火などで盛況 第30回「てっし名寄まつり」 前夜祭コーンナイトにも多くの人手

【名寄】

 名寄の夏を熱く彩る「てっし名寄まつり」(同実行委員会主催)が、27日正午から天塩川曙橋下流河川敷で開かれ、30店を超えるキッチンカーフェスタをはじめ、TESSHI NATSUYOI FESTIVAL(てっしなつよいフェスティバル)実行委によるダンスバトルなどのステージショー、夜には満天の花火が夜空を飾った。また、前日の26日には前夜祭の「てっしコーンナイト」が初開催され、多くの地域住民が名寄の夏のひとときを楽しんだ。
 同まつり実行委員会(委員長・栗原智博なよろ観光まちづくり協会長)が主催し、名寄市が共催。第30回の記念開催で、市民をはじめ多くの近隣住民が来場した。
 26日は午後5時から天塩川河川敷を会場に「てっしコーンナイト」。名寄特産のスイートコーンを堪能しながら、夏の夜を楽しもうと、名寄青年会議所が主管して初開催。
 午前中から降り続いた雨も上がり、会場には多くの地域住民の姿が。当初予定していたオープニングのコーンスナックまきは、菓子の配布に変更。会場ではバーベキューの他、コーン早剥き大会、高校生を対象とした早押しクイズ「高コーン生クイズ」、来場者全員参加のコーン総重量当てクイズなど、工夫を凝らしたイベントで楽しいひととき。
 また、皮付きのまま炭火で焼いたトウモロコシは、うま味や甘さが凝縮され来場者に好評を得ていた。
 27日のてっし名寄まつり本祭は、時折、降雨に見舞われる中での開催。キッチンカー32店舗が会場に集結し、バラエティーに富んだ道内各地のグルメが販売され、買い求める来場者の長い列ができた。また、東京杉並区など、名寄市と交流のある8自治体による特産品の試食・試飲も設置され、各地の特産品に舌鼓を打つ来場者の姿が見られた。
 キッズコーナーでは、射的やスマートボール、スロットなどが並び、親子で楽しむ姿が見られた。
 会場の特設ステージでは、「TESSHI NATSUYOI FESTIVAL」がスタート。ヒューマンビートボックスが刻むリズムに乗って、地元名寄や道内各地のストリートダンスチームが出演し、ブレイキン2on2、フリースタイル、チームのダンスバトルを展開。ウィンドミル、ヘッドスピン、ジャイロ、スワイプスなどの技が決まるたびに歓声が飛んだ。
 また、パリ五輪ブレイキン女子金メダリストのAMIと、国内外で活躍する姉のAYUが登場すると、会場の熱気は最高潮。華麗なダンスが繰り広げられ、来場者をブレイキンの世界で魅了した。
 午後7時40分ごろからメインとなる大花火大会。音楽とシンクロしながら仕掛け花火や創作花火など約2千発が次々と打ち上げられ、観賞した来場者からは「すごい!」「きれい!」などと歓声が沸き起こっていた。

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