真夏日の下川、愛馬・どさんこハナも水浴び

 近年、道北下川町でも暑い日が続くようになった。2021年の7月は、下川町で記録的な暑さが続いた。気象データで、14日から18日間連続で真夏日(気温30度以上)となり、28日に町内観測史上最高の37・3度を記録して、1978年8月3日(35・1度)以来の43年ぶりの猛暑日。30日も再び猛暑日になった。降水量も同9日からゼロの状態が続いた。
 厳しい状況の中、愛馬ハナは下川町南町、美桑が丘森林内で過ごした。木陰で涼むことができる一方、真夏日で大量に飛び交うアブに容赦なく襲われ、体を振動させ、尻尾を振るなどして追っ払う。ハナは丈夫な体が特徴の北海道和種で、ばてることなく元気な様子だ。
 それでも暑さ対策として、時々、シャワーを使って全身水浴びをさせた。水の出し始めのとき、顔に浴びせるときは、一瞬怖がるが、勇気を出して浴びる表情が愛らしい。次第に慣れて気持ち良さそうに水を浴びる。
 水浴びを終えて放牧すると、寝転がって砂浴びすることが多い。ゴロンゴロンと、体を砂にこすりつける。虫を取り除く、ぬれた体を乾かす、リラックス、ストレス発散のためと言われるが、単純に気持ちがよく、遊び感覚で、好きでやっている場合もあるようだ。

ゴロンゴロンするハナ

<今回は名寄新聞の2021年8月17日付掲載記事を基に再構成しました>