礼文島の魅力を最大限に 船泊中2年生が稚内駅で観光大使活動

観光大使活動に励む船泊中の生徒たち

 礼文町の船泊中2年生8人と教員など引率4人が23、24日の2日間、稚内市内で宿泊研修。初日には稚内駅で観光大使活動に取り組み、生徒たちが礼文島の食や自然などをPRした。

  同校では毎年、2年生が宿泊研修で、稚内で宣伝活動を行い、3年生は修学旅行先の札幌市で礼文島の観光PRを実施している。

  今回は総合的な学習の一環で、1年生だった今年3月から準備に着手。タブレット端末を使ったデジタルの資料、紙ベースのパンフレット作りなどに宿泊研修直前まで取り組んできた。23日はフェリーで稚内入りし、午後の列車到着に合わせて駅で観光客などにPR活動。タブレット端末では、解説を加えながらウニ丼や昆布ソフトのグルメ、レブンアツモリソウやレブンウスユキソウなどの草花、澄海岬や久種湖などの観光名所、宿泊施設を紹介。手作りのパンフレットを手渡し、生徒たちは「礼文島に来てください」と呼び掛けた。

  鎌田譲太さん(13)、西川乃音さん(13)は「一度、礼文島に来て綺麗な場所を見てほしい。ウニ丼は新鮮で美味しく、礼文岳から見る景色は最高です」と堂々とアピールした。

  同校の小板谷凌太教諭(24)は「礼文を知らない方に魅力を伝えることで、生徒たちが今回の経験を活かし、来年の札幌での観光大使活動に繋げることが出来れば」と述べた。

  生徒達は大使活動のあと、宗谷合同庁舎で観光に関する講義を受け、稚内水試で水産学習に励んだ。2日目はT・ジョイ稚内で映画を鑑賞し、フェリーで帰路についた。

     (梅津眞二)