稚内の小中高生5人が空手道選手権で上位 全国大会出場権を得る

全道大会で活躍した石田陽葵、石田悠真、西岡、有田各選手(左から)

 第61回北海道空手道選手権大会(日本空手協会北海道地区本部主催)がこのほど、千歳市開基記念総合武道館で開かれ、日本空手協会稚内支部から出場した5人が上位に入り、8月に岩手県で開催される第67回小学生・中学生全国空手道選手権大会への出場権を得た。
全国大会出場は道大会で男子、女子ともに4位以内に入ることが条件。稚内大谷高1年の西岡波輝さんは形と組手の両部で3位。昨年は中学3年の学年別で優勝したが、高校からは1〜3年生までが出場し「学年が違い圧や力強さを感じた。去年優勝したプレッシャーもあったが3位に入れて良かった」。全国の出場権を得たが今回は辞退し「全道で優勝して全国で戦えるくらい成長してから出場したい」などと話した。
稚内中2年の有田奏音さんは、8人が出場した組手で4位。初戦で江差の選手に勝利し3位決定戦で敗れ「逃げ腰になることが多かったので、そこを改善して積極的に攻められるようになりたい」。全国大会に向けて「強い気持ちを持って臨みまずは1勝を目指して少しでも良い成績を残せたら」と意気込む。
南小5年の石田陽葵さんは、16人が出場した組手の部で4位。初戦で上ノ国の選手に勝利し、3位決定戦で敗れた。初めて全道大会に出場し「緊張して上手く動けなかったが、試合は集中して技を決めれて良かった。もっと素早く技を決めれるように頑張りたい」。
南小2年の石田悠真さんは、15人が出場した形の部で3位。2年生以下は全国大会が無いが結果を残し「3位になれて嬉しい。自分の練習成果を出せた」と笑顔。このほか南中2年の鎌倉大陽さんが13人が出場した組手の部で2位だった。
美田和夫支部長は「全国大会は少しでも多く勝てるように頑張ってほしい」と話した。
    (千葉大輝)

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