稚内中3年・小倉さん水泳で全国大会へ 東中2年・池田さんも健闘

 稚内スイミングクラブ(SC)の小倉侑大さん(稚内中3年)が、29日に江別市野幌総合運動公園総合体育館プールで開かれた、2025JSCA北海道ブロック夏季選手権水泳競技大会兼第46回JSCAブロック対抗水泳競技大会北海道ブロック選考会で自由形50㍍で2位入賞。全国大会の選考基準タイムも切り、初の全国大会出場を掴んだ。
 小倉さんが出場した13~14歳の部の自由形50㍍には、全道各地から40人が出場。1回の泳ぎで順位が決まるタイムレース決勝で行われ、タイムは25秒98で1位の選手に次いで、別の選手と同タイムの同着2位となった。競泳用の長水路ではベストタイムとなり、小倉さんは「緊張したが今まで練習してきたことを出し切れた」と話す。
 全国大会には、選考基準タイムの26秒99を切った上位2人が出場可能。1位の選手は日本スイミングクラブ協会に加盟しておらず、全国大会の出場権がなく、同着の選手と北海道代表となり、小倉さんは「今ある課題を克服して最高の状態で臨み、ベストタイムを出せるよう全力で頑張りたい」と意気込む。
 小倉さんは、身長173㌢、体重68㌔。小学1年生の時に稚内水泳スポーツ少年団に入団。週4回の練習のほか、自宅でも筋力トレーニングや体幹トレーニングで体をつくる。
 稚内SCの池田光彦コーチは「身長や手足が長く力強い泳ぎをしている。北海道代表選手として自覚と目標を持ち、更なる飛躍をしてほしい」と期待する。
 全国大会の2025年第46回JSCAブロック対抗水泳競技大会は10月4、5日に宮崎県で開かれる。
 また、池田旭陽さん(東中2年)が13~14歳の部で平泳ぎ50㍍で2位入賞の健闘を見せた。  (千葉大輝)

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